水曜ミステリー9 冬の特選企画『罪火』ネタバレ　感想　～　鶴瓶の息子が亀田三兄弟に見えた。：tarotaro(たろたろ)の気になること：So-netブログ

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水曜ミステリー9 冬の特選企画『罪火』ネタバレ　感想　～　鶴瓶の息子が亀田三兄弟に見えた。　[気になる2時間ドラマ/SPドラマ] [編集]

水曜ミステリー9 冬の特選企画『罪火』
中学校校長の傍ら犯罪被害者の支援活動もする町村理絵（名取裕子）。娘が殺害され理絵自身が被害者に。容疑者が殺害を否認していると聞いた理絵は、自ら真相を追うが…。

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[あらすじ]

町村理絵(名取裕子)は、中学校の校長を務める傍ら、犯罪被害者を支援するボランティア活動をしている。理絵の元教え子で今は教師仲間の原口ゆかり(黒川芽以)の父親は、1年前に若者の無謀運転に巻き込まれ亡くなった。しかし被害者と加害者が対話し解決の糸口を探す修復的司法のひとつ、ＶＯＭ(Victim Offender Mediation)を行ったことで、ゆかりは少しずつ加害者を許す心を持つようになる。

理絵は、同じく元教え子の若宮忍(駿河太郎)のことも気にかけていた。理絵の娘・花歩（美山加恋）、息子の智人（相馬眞太）とも親しくしている若宮だが、20年前の中学生の時に人を殺めた過去があり、少年院を出たあとの担任教師が理絵だった。若宮も被害者家族とＶＯＭを行うことを望んでいたが、いまだ被害者家族の承諾が得られないでいた。

ある日、若宮が帰宅すると家の前で花歩が待っていた。若宮は一緒に蛍を見に行こうと誘う。蛍を見た花歩は若宮にある告白をして驚かせる。後日、勤務先でトラブルを起こしイラ立っていた若宮は、花火大会で若い男と楽しげに話す花歩を目撃。若宮は花歩を人気のない神社に連れて行き、裏切ったのかと問い詰める。その場を立ち去ろうとする花歩を、若宮は手にしていたドライバーで切りつけてしまう…。
警察で事件について聞いた理絵は、殺害された花歩が乱暴されていたことを知る。家では花歩が残した『被害者と加害者がわかりあえる日』と題した読書感想文を読み、泣き崩れる理絵。その感想文は、かつて通り魔殺人で我が子を失った折橋完(大杉漣)の著書『二人のために』について書いたものだった。花歩は「被害者と加害者がわかり合える日は、いつか必ず訪れる、そう信じている」と書いていた。しかし理絵は当事者となった今、犯人を絶対に許せないと思うのだった。
理絵がいない日を狙い、町村家に忍び込んだ若宮は花歩の日記を発見する。「私の中にあるのは若宮さんへの思いだけ」などと書かれた日記を見た若宮は、誤解していたことを知り激しく後悔し、そのまま日記を持ち去る。

そんな中、花歩殺害の犯人として、花歩の高校の担任教師・佐久間良二(清水優)が逮捕される。事件当日、花歩と一緒にいた若い男については「赤い服の男」と「黒い服の男」という二通りの目撃証言があったが、遺体に残された体液が佐久間のものと一致したのだ。
後日、理絵は弁護士の八木沼(山崎一)から、佐久間が殺害について否認していると聞く。また若宮のＶＯＭの件も請け負う八木沼は、花歩からもう一度、若宮の被害者家族に説得して欲しいと懇願されていたことを告げる。「花歩さんは若宮に特別な愛情があったのでは？」と指摘された理絵は、若宮と花歩の間に何かがあったと疑い始める…。

［HPから引用]

原作はコチラ

罪火 / 大門剛明

いつもの名取さんと違い、シリアスで重いテーマ。

娘を殺した犯人は最初にネタバレされていたように、若宮忍（駿河太郎）です。

駿河学だと思っていたら、学は鶴瓶の本名やった。

しかし、鶴瓶の息子、亀田三兄弟の誰かに似てる。

いや、亀田三兄弟に似てる。

目つきがすごく悪い。

こんな顔やっけな～。

確かカーネーションで尾野真千子の旦那やったよなぁ。

こんな人相悪かったっけ？？？

オヤジと一緒で悪人の役なら、やっていけるかも？

鶴瓶みたいな顔の悪役が一番怖い。

++++++

中学時代に殺人を犯した駿河太郎。

更生して教員免許も持っている。

数年前に寝たきりの母親が火事で死んだ。

その時も保険金殺人ではないかと警察に疑われたが、失火ということで処理された。

名取裕子の娘カレンちゃんは、駿河太郎を慕っていた。

カレンちゃんは、駿河太郎の母の看病もしていた。

失火の原因は、カレンちゃんだった。

洗濯物を取り入れる時に、仏壇のロウソクを倒していたのだった。

ほたるを見に行った日、カレンちゃんは太郎にそれを告白し、自首すると言う。

花火の日、カレンちゃんが男と一緒にいるところを見てしまう。

そこで逆上して殺してしたっまた太郎。

一緒にいた男は、カレンちゃんを屍姦した担任の男だった。

カレンちゃんの日記を盗んだ太郎は、誤解だったことに気付き、悪人なろうとする・・・って悪人やけどな。

日記を改ざんして、カレンちゃんの罪を隠そうとはしたんだけど・・・。

名取裕子は、改ざんに気付き、太郎の本当の気持ちを聞き出すが、そこに名取の息子（加恋弟）がやってきて、太郎を刺してしまう。

太郎は「俺は自殺した」と言い気を失うが、手術して助かり、息子は逮捕される。

自分の子供を殺した犯人を名取裕子は許せたのだろうか・・・・。

+++++

結論から言うと、太郎が短気すぎる。

中学の時の殺人も、喧嘩から殺してしまったということだが、殺人まで行くのは、短気で自分の感情が抑えられず、突っ走ってしまうからかな。

クリーニング工場でキレたのも、社会人としては失格。

あれくらいのイヤミを言う上司なんてどこの会社にもいる。

”普通”の人間なら、あそこまでしない。

てか、あそこで被害届を出しておいてくれれば、カレンちゃんの事件は起きなかった。

++++

娘が殺されたことで、「被害者が加害者を許すことはできない」と思うようになる名取裕子。

当然、当事者になってみないとわからないことが多い。

私も多分、許せないな。

加害者がどんなに反省していたとしても、会いたいなんぞ思わない。

殺してやるって思うかどうかはわからないが、消えって欲しいって思うだろう。

許してしまった時点で、自分が死んでしまうんじゃないかと思う。

自分が生きていかなければならないのなら、加害者に対する憎しみのパワーでもないと生きていけないんじゃないかと思う。

太郎が怪しいと思ってから、名取裕子の行動。

ピッキングツールを取り寄せたあたりから少し違和感が・・・。

最後まで加恋ちゃんは、太郎のことが好きだったのかと思っていたが、贖罪の気持ちがあっただけだったみたい。

そこはちょっと驚きました、

ただ、名取息子が刺しちゃったのはなぁ。

憎しみの連鎖はどこかで断ち切らないと・・って思う反面、やるせない。

刑事が現場にいたのに、なんでこんなことに。

太郎の切れやすさは異常だし、担任の先生は性的異常者だし、兄弟は犯罪者になった。

このドラマを見て、殺人加害者は、改心すると思えるのか・・・。

どちらかと言うと、”NO”かな。

太郎にかかわらなければ・・・せめて名取裕子だけが関わっていれば、ここまでの不幸は起こらなかった。

ボランティアとはいえ、太郎と子供たちを会わせる必要があったのか。

病気はそう簡単に治るものではなく、心から反省するには被害者と同じ目にあわさなければならない、ってことなんだろうか。

太郎が本当に反省しているのであれば、担任の教師に罪を着せるのではなく、自首しただろう。

黒川芽以と付き合い、幸せだったので、それができなかったのか。

それはそれで、身勝手。

結局、太郎の気持ちに寄り添った名取裕子も凄い。

被害者でもあり、息子が目の前で太郎を刺したからなんだろうか。

なんか色々考えたけれど、結果、答えは出ない問題なんだろうと思う。