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土曜ワイド劇場「監察官・羽生宗一(4)~毒ハブと呼ばれる男!!」 ネタバレ 感想~少年Aも少年Bもクズのまま [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

土曜ワイド劇場「監察官・羽生宗一(4)~毒ハブと呼ばれる男!!」
謎の警官殺し!!疑惑の刑事が指名手配の女を逃がした!?証拠保管庫から消える『履歴書』の秘密!!
大好評シリーズ第4弾!証拠保管庫から消えた、履歴書の謎!!指名手配の女を逃した“疑惑の刑事”は、誰なのか…!?“毒ハブ”こと羽生宗一が事件の意外な真相を突き止める!!
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[あらすじ]
警視庁警務部監察官の羽生宗一(中村梅雀)は、警察組織の中でも恐れられている男。監察官とは警察内部を監視する、いわば“警察の中の警察”だが、羽生は中でも、その容赦ない監察ぶりから“毒ハブ”とよばれていた。
 ある日、“随時監察”のために、監察官補佐・上原和也(渡辺大)と共に所轄署に向かった羽生。随時監察とは予告なしの抜き打ちで行われるため、所轄にとっては寝耳に水、まさに恐怖の監察だ。上原と共に証拠の保全状況の査察をはじめた羽生は、その所轄署で宿敵の橋爪管理官(春田純一)と鉢合わせする。
 実はその朝、管内で男性の刺殺体が発見され、この所轄署には橋爪が指揮を執る捜査本部が立てられたばかりだった。殺されたのは塩崎貴一(四方堂亘)という弁護士で、昨夜何者かに襲われたらしい。「コロシの本部が立っているんだ。少しは遠慮しろ」という橋爪の皮肉を受け流し、査察を進めた羽生は、証拠保管庫から1点の証拠品が紛失していることに気づく。

 それは、出入国管理法違反で摘発を受けた店で証拠品として押収した、“亜里沙”というホステスの履歴書で、彼女はそれまで無遅刻無欠勤だったにもかかわらず、摘発の当日だけ無断欠勤したとわかる。  一方、殺人事件を捜査する橋爪たちは、事件当日の塩崎弁護士の足取りをたどっていた。その日、塩崎はヤミ金融業者・港洋介(葛山信吾)と事務所で面会した後、夜には“亜里沙”という女と会う予定だったと判明する。ところが塩崎の事務所に残されたホステス・亜里沙の名刺から、伊藤菜穂子(雛形あきこ)という指名手配犯の指紋が検出されたため、本部は騒然! 菜穂子は半年前、夫を殺した容疑で指名手配され、事件後の行方は不明のままだった。

   亜里沙の正体が指名手配犯の菜穂子だと知った羽生は、署内の誰かが菜穂子の履歴書を証拠保管庫から不正に持ち出したとにらむ。その人物は菜穂子に摘発情報を漏らし、彼女の逃亡を手助けしたのではないか…。調べると、摘発に関わり、証拠が紛失する前に保管庫に出入りしていた刑事は、3人。殺人事件の捜査本部にも参加している栗原刑事(尾美としのり)、三島刑事(五刀剛)、そして生活安全課の板橋刑事(林泰文)だった。羽生は、彼らの聴取を開始するが…!?
 そんな中、橋爪のもとに、菜穂子に似た女性が池袋のビジネスホテルにいるという通報が入る。捜査員たちが急いで向かったところ、すでに部屋はもぬけの空。またしても、誰かが菜穂子に情報を漏らしたとしか思えなかった…。だがその矢先、羽生の監察官室に「菜穂子に摘発の情報を漏らしたのは板橋だ」という謎の密告電話が入って…!?
[HPから引用]


雛形あきこに情報を漏らしていたのは林泰文

30年前、シンナーでラリっている無免許の2人組の高校生が盗んだ車で暴走し、雛形あきこの兄は亡くなった。
同じ事件で尾美としのりの妹も亡くなった。
シンナーでラリっていた高校生は、四方堂亘と正名僕蔵だった。
実名報道をした週刊誌があったので、四方堂亘と正名僕蔵は成人してから改名してのうのうと生きていた。


ある日雛形あきこの店に正名僕蔵買い物に来た。
雛形あきこの夫は、正名僕蔵に会いに行き妻に謝ってくれと言う。
その後、亡くなってしまったのだ。
夫殺しは四方堂亘と正名僕蔵ではないかと思った雛形あきこ。
復讐のため四方堂亘を殺し、それに気づかれた林泰文も殺したと自白。

しかし林泰文が殺された日、雛形あきこは小田原にいた。
アリバイが成立していた。

+++++

犯人は葛山信吾

亡くなった雛形あきこの夫が葛山信吾に金を借りたのは、小学生時代の親友だったからだ。
彼を雛形あきこに紹介をしたのは葛山信吾だった。

あの事故現場には葛山信吾もいた。
恐怖で固まっていた葛山信吾も雛形あきこの兄に助けられたのだ。
自分を助けなければ雛形あきこの兄は死ななかったと言う葛山信吾。


夫を殺害の犯人は、四方堂亘と正名僕蔵ではないかと思った雛形あきこは、正名僕蔵に会いに行くが、四方堂亘が殺したのだと言う。
弁護士になった四方堂亘に会いに行った雛形あきこに

「兄さんを殺したのは正名僕蔵だ。確かにハンドルを握っていたのは自分だが、アンタのアニキと同じ高校だった正名僕蔵は”なんだか気に食わない”と理由で。助手席からハンドルを切り、アンタのアニキを殺した。」

と言う四方堂亘。
そして雛形あきこの首をしめて殺そうとする。
そこへ葛山信吾が現れ四方堂亘を刺殺。


林泰文は雛形あきこの周囲を嗅ぎ回っていた。
接触していた葛山信吾を疑う林泰文。

雛形あきこに情報を流したことで、警察をやめることになった林泰文は、葛山信吾を恐喝しようとしたが殺されてしまった。←警察職員なのにマヌケ。

正名僕蔵に”次はおまえの番だ”見せつけるため、正名僕蔵の倉庫で林泰文を殺した。

そして正名僕蔵を殺そうとしたところを尾美としのりに止められた。


履歴書を隠蔽したのは尾美としのり
スナックの家宅捜索のあと、保管庫で押収した証拠品を確認していたら、証拠品の中に雛形あきこの履歴書があった。
雛形あきこが指名手配されているのを知り、履歴書をこのままにしておくとヤバイと思い隠蔽してしまった尾美としのり。
履歴書にあった携帯にかけても雛形あきこに繋がらなかった。

四方堂亘が30年前の少年Aだと知ったとき、葛山信吾と雛形あきこに疑いの目を向ける。
尾美としのりは葛山信吾の犯行だと気づき、自首させるため尾行していた。

「兄と夫を奪われたのは私なんです。
 本当に手を汚さないと行けないのは私だ。
 葛山信吾より罪が深いのは私だ。
 四方堂亘と正名僕蔵は罪を償っただけです、
 それは罰を受けたら罪は償ったことになるんですか?」
と言う雛形あきこ。

「四方堂亘が死んであなたの心は満たされたのか。
 恨みは晴れたのか。?
 あなたはもうわかっているはずだ復讐は何も生み出さない。
 あなたと同じ苦しみを持った人間んを増やしていくだけだ。
 苦しみは人を強くする。」



正名僕蔵は殺人教唆で取り調べる予定。

辞表を書いた尾美としのりは厳重注意で譴責処分。





もとは少年事件か。
ありえなくもない。

最後はお決まりの説教だったけど・・・。

やっぱさぁ。少年法で守られ過ぎなんだよなぁ。

「命を奪ったやつらは新しい名前をもらってのうのうと生きている」

酒鬼薔薇みたいにね。

で「少年A」のまま手記を出版しちゃう。
まだ目立ちたいのか?
自分がいじられるような事したくせに、文春にいじられたら文句を言う。
バカじゃねーのって思ってしまう。



「生き残った人間は自分を責めます。」
どんな事故でも事件でも残された人間は悲しい。
罪を償ったらチャラってのは遺族にとっては許せないだろう。
四方堂亘は弁護士になり、正名僕蔵も経営者で成功している。
それは辛いだろうな。
罪のない人間が亡くなり、その加害者が幸せでいることは許せないと思うのは遺族として当たり前。

弁護士になったくせに四方堂亘はなぜ雛形あきこの夫まで手をかけたのか。
正名僕蔵に「危険だよ!」って言われただけでさ・・・。

そしてこれで正名僕蔵を「殺人教唆」で取り調べるらしいけど、起訴できないんじゃないかなぁ。


++++


豪華キャスト

警察の中に今までいなかった尾美としのりや林泰文が出演していたので、この二人は警察でも安心できな!と思っていました。
結局、林泰文は殺され、尾美としのりは証拠品を盗むと言う・・・・・。
品行方正な警察官ではなかった(苦笑)

尾美としのりは警察官としてあるまじき行為だと思うんだけど、羽生監察官は見逃したね。
辞表まで破いてしまった。
いいのかなぁ~。
ここは辞表を受理しても良かったと思うんだけど。

しかしやっぱり尾美としのりの思わせぶりな演技が上手。
最後まで引っ張ってくれたのが良かった~~!
僕蔵が一番ゲスだったのね。
ゲスな奴が最後まで生きているのも二時間ドラマならではか。


渡辺大はちょっと痩せたのか老けたのか。
なんだかフレッシュさがなかったので、戸田恵子に叱られるたびに、
「しっかりせーよ!」
って思ってしまった(苦笑)

このドラマの戸田恵子は渡辺大に高圧的でちょっと気に障っていたんだけど、今日はそんなシーンが少し減ったからイライラしなかったなぁ。
別に戸田さんは嫌いではないんだけどさ。

梅雀×戸田恵子×渡辺大の雰囲気も回を重ねるごとに良くなっているね。



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出演
羽生宗一       中村梅雀
戸川警部       戸田恵子
監察官補佐・上原   渡辺 大
栗原刑事       尾美としのり
伊藤菜穂子       雛形あきこ
港 洋介        葛山信吾
小松和則       正名僕蔵
橋爪管理官       春田純一
山岡警務部長     国広富之
今治刑事       ベンガル
             ほか



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