SSブログ

土曜ワイド劇場 「事件17」 ネタバレ 感想~またしてもダメ母のかたせ梨乃 [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

土曜ワイド劇場「事件17」
大富豪の夫を殺した女!空白の一時間に何が?家庭内暴力、同窓会不倫、保険金殺人…次々出てくる不利な状況に逆転なるか?.
北大路欣也が人権派の弁護士・伊丹秀一を演じる、本格リーガルサスペンスの第17弾!“DV夫”を殺した女は、正当防衛なのか!? 伊丹の調査で、事件の背後に隠された母娘の秘密が浮かび上がる!

広告



にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
[あらすじ]
伊丹秀一(北大路欣也)は、正義感あふれる人権派の弁護士。事務所には、伊丹の娘で弁護士の織枝(松本莉緒)と若手弁護士・加瀬直人(山下徹大)も所属しており、ベテラン事務員の本多和美(山下容莉枝)のサポートのもと、日々、弱い立場の人々を救うべく尽力している。

 ある夕方、ひと組の夫婦が伊丹の事務所を訪ねてきた。妊娠6カ月の鈴村成美(前田亜季)とその夫・拓也(石垣佑磨)で、夫殺しの容疑で起訴された成美の母・鳥居貴美子(かたせ梨乃)の弁護を頼みたいという。貴美子は19年前に再婚した会社社長の夫、つまり成美にとっては義理の父にあたる鳥居武文(団 時朗)を殺害した罪に問われているが、2人は貴美子は故意ではなかったと訴える。

 刑事事件の経験を積みたいという織枝を伴い、貴美子と接見した伊丹。貴美子はかねてから鳥居にDVを受けていたが、事件当日、離婚話を切り出したところ、いつも以上に激しい暴力をふるわれ、命の危険を感じて必死に抵抗したと告白。我に返ったときは、暖炉用の鉄製スコップを握りしめ、遺体のそばに立っていたと話す。また、殴打した後、通報まで1時間ほど経過していることについては、持病の“過換気症候群”のためか、意識が朦朧としてしまい、その間の記憶がほとんどないとも打ち明けた。
 状況を確認した伊丹と織枝は、正当防衛が適用されるべきだと考える。正当防衛を立証するため、さっそく貴美子の夫婦関係について調査を開始した織枝。貴美子の友人・茅原素子(沢田亜矢子)に話を聞くと、彼女は貴美子が日常的に夫からの暴力に苦しめられていたことを知っていたが、その一方で不利な情報ももたらす。素子は、貴美子が高校時代の同級生・岩下富雄(大高洋夫)と不倫中ではないかと疑っていたのだ。愛人がいて夫を殺害したとなれば、状況は圧倒的に不利だ。岩下本人は不倫関係を否定するが、伊丹と織枝はかすかな不安をぬぐいきれない。

 公判初日。伊丹は貴美子の正当防衛を主張するが、やり手の検事、浜田輝(寺泉 憲)は、貴美子が鳥居を7回も殴打した事実を上げ、彼女に殺意があったことを裁判員に印象づける。しかも浜田の巧妙な“誤導尋問”により、成美までもが「母に殺意がなかったとは言い切れない」と証言してしまい、伊丹たちはいきなり形勢不利に追い込まれてしまう。
 その後、浜田は素子や岩下のほか、公判前整理手続きでは明示しなかった証人尋問まで行い、なんと保険金殺人の疑いがあることまで示唆してきた。またしても窮地に陥る、伊丹たち…。そんな中、伊丹は常に冷めた目で母・貴美子を見つめる成美のことが気になり、ある仮説を立てるのだが…!? はたして、真実はどこにあるのか!? 伊丹と織枝は執念の調べで、母娘の秘密と驚愕の真相を明らかにしていく!
[HPから引用]

なんか暗くて嫌な話だったなぁ・・・・。
「事件」シリーズはもともと暗いんだけど。
最近でこそ、北大路欣也のおちゃらけシーンがあるけれど、山下よりえの明るい声をもってしてもズシーンと暗い話もあったしなぁ。

かたせ梨乃が正当防衛か過剰防衛かそれとも殺意があったのか・・・・。
って話ですが、2回目の前田亜季の証言が辛かった。


「私は小学生のとき、亡くなった義理の父から性的虐待を受けていました。
 それが始まったのは母が再婚して同居するようになった小学校3年生のときです。
 『一緒にお風呂にはいろう』と言われました。
 一緒に入るとあの人は私の体を洗ってくれました。
 それはもう丁寧に。

 はじめのころは性的虐待をされていると思っていませんでした。
 あの人とお風呂に入るのが嬉しいとさえ思っていました。

 しかし年齢が上がっていくと、特に大きくなり始めた胸を触られるが恥ずかしくなってきました。
 6年生になってすぐ、母にそのことを言いました。
 何度もそのことを母に言ったけれど、取り合ってくれず助けてくれたのは6年生の担任の先生でした。
 中学を受験することで、あの地獄からぬけだせた。
 性的虐待を知ったのは中学に入ってからでした。
 嫌悪しました。
 自分のことを汚れた人間なんだと罪悪感すらもちました。

 その頃から男性とうまく接することもできなくなりました。
 就職してから、主人の愛情と包容力のおかげで結婚することができました。
 でも主人に触られただけでフラッシュバックする。
 離婚も考えました。
 そんな私を救ってくれたのも主人。
 人工授精で子供を作ろうって言ってくれた。
 不妊症でもないのに。
 やっとの思いで妊娠できた。
 妊娠を知ったあいつ(義父)は、『同居しろ』と言ってきました。
 あいつは周囲の人間が言いなりにならないと気がすまない人間なんです。
 同居を断った。
 なのにあいつはどんどん進めていった。
 殺してやろうと思いました。
 でも私は殺していません。
 心の中では何度殺したかわかりませんけど。

 私がなせ同居を拒んだか。
 あいつの言いなりになって、同居をしていたら、この娘も同じ目にあっていたからです。
 私は母とは違います。
 どんなことをしてでもこの娘は私が守ります。」

「あいつを殺したからって罪滅ぼししたなんて思わないで。
 あなたは私を見殺しにした。
 私を生贄にした。
 私とお風呂に入ったあとは、ご機嫌だったもんね。
 そうすれば殴られずに済んだもんね。」

あなた(前田亜季)は殺していませんね?

「もし私が殺したとすれば、母に身代わりを頼むことはありません。」



++++

どうしてもかたせ梨乃は誰かをかばっていると思っている北大路欣也は、前田亜季の夫・石垣佑磨の証人尋問をする。


犯人は石垣佑磨

事件当日。
同居のことを考え直してもらおうと義父を訪ねた。

「同居を延期してください。」
と石垣佑磨。

「同居は考え直してください。」
かたせ梨乃も言う。

しかし義父はかたせ梨乃を殴り出す。
殴る義父を止めようとして突き飛ばされる石垣佑磨。

ついにスコップを手に持ち、義父を殴る石垣佑磨。
殴られているかたせ梨乃が妻・前田亜季に見えてきた石垣佑磨は、何度も義父を殴ってしまう。

義父は死亡。

石垣佑磨を帰宅させ、罪をかぶったかたせ梨乃。


「前田亜季なら、命懸けで子供のことを守ると思います。
それが母親です。
私は本当の母親ではなかった。
人として最低です。
殺されても娘を守るべきでした。」

反省をするかたせ梨乃しかし・・・後の祭り。
ここで娘婿の罪をかぶるくらいなら、離婚しろよ。


+++++

「私にあなたの弁護をさせてもらえませんか?」

「ありがとうございます。」

と言うありがちの言葉で石垣佑磨は退場。

かたせ梨乃は無罪。


「どうして身代わりになったかわかりますか?
今のあなたにとってご主人が一番大切な人だからです。」

と言ってかたせ梨乃と前田亜季の仲を取り持とうとする北大路欣也。
拒む前田亜季。

しかし判決の日、かたせ梨乃を迎えきた前田亜季。
母を許したわけではないが、一人で生んで育てるのは大変。
夫が人殺しになった責任はかたせ梨乃にもある。
それに赤ちゃんのおばあちゃんなんだから・・・。







胸糞悪かったなぁ(爆)

なんで前田亜季はかたせ梨乃を許せたんだ。
一人で育てるのは大変。
しかも夫は人殺しだ。
お腹の子供は人殺しを父に持ってしまった。
それもこれも母のせいなのに・・・。

かたせ梨乃・・・・虐待。

実父でも小学6年生になってお風呂に一緒に入る女子はいない。
なのに、殴られないために、実の娘を生贄にする。
もうこれは虐待。

かたせ梨乃はアイツを殺していない。
しかし・・・娘を殺した。


「お父さんは忙しいのに、あなたと一緒にお風呂に入ってくれるのよ。」

てめーが一緒に入れよ。
てか、もう家を出ようよ。
あの時、別れていればこんなことにはならなかった。

裁判で、証人尋問で、思い出したくもない小学生のころに受けた「性的虐待」経験を話さなくてはいけなくなった娘の気持ち!!!!

あの時、別れていればこんな殺人は起きなかった。

母としてクズすぎる。

今更娘婿の罪をかぶったところで、なんの罪滅ぼしにもならない。
なのに、こんな母親が最後には娘に許して貰えるなんて、孫を抱っこできるなんて、ちょっと腹立つわ~~~!!!

自分が殴られないために娘を差し出すなんて、母親としてありえないだろうに。
なのに孫をだっこできるのかぁ・・・。
しかもこの場合だと保険金を受け取ることはできるよねぇ・・・・。

月曜日のかたせ梨乃も娘に嫌われていたけれど、今日のかたせ梨乃も娘に嫌われていたなぁ。
当然だけど!

+++++

松本莉緒は、このドラマでしか見なくなったけれど、相変わらず可愛い。
一番可愛いだろう時期に芸能界を休んでいたのが悔やまれる。
あれさえなければまだまだ第一線で活躍してたんだじゃないかなぁ。


犯人の石垣佑磨だけど、北大路欣也とは同じ事務所なんだよねぇ。
共演していると、「刑事シュート!」を思い出してしまう。
舅と婿の関係だったのに、弁護士と被告人の関係になるとは。
でもこの役は石垣佑磨みたいな喧嘩早そうな俳優より、もっと優しそうで弱々しい俳優のほうが良かったかも。
嫁には指一本も触れられなくて、子供を授かったのも人工授精。
それなのに殺人犯になってしまうなんて、可哀想よねぇ。
犯人であることよりなにより人工授精に驚いた。


沢田亜矢子、変な年下でマネージャー夫と離婚するときもめてたよねぇ。
しかもDVだった記憶。
今日はチョイ役の下世話なおばさんだったけれど、DVされていた役だったので、驚いた。
昔は沢田亜矢子も犯人だったり、ヒロインだったりしたのに、こんなチョイ役だとは思わなかったなぁ。


前半は寺泉憲の検察官にイライラして、後半はかたせ梨乃にイライラ。
「性的虐待」の展開は予想できたけれど、全編通してイライラしたけれど、飽きずに見られたのでヨシですかね。
役者の演技力に救われた。
しかしやっぱり重々しいなぁ、このシリーズは(苦笑)

広告



「事件」シリーズの感想はコチラ
土曜ワイド劇場「事件16」 ネタバレ 感想~滝藤さんも中原さんも熱演。
土曜ワイド劇場 「事件17」 ネタバレ 感想~またしてもダメ母のかたせ梨乃 
ミステリースペシャル「事件18」 ネタバレ 感想~豪華女優、涙の共演。

出演
伊丹秀一 北大路欣也
鳥居貴美子 かたせ梨乃
鈴村成美 前田亜季
鈴村拓也 石垣佑磨
浜田 輝 寺泉 憲
茅原素子 沢田亜矢子
伊丹織枝 松本莉緒
本多和美 山下容莉枝
加瀬直人 山下徹大
鳥居武文 団 時朗
ほか



にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村


コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
イモ

私も見終わった後

暗い、うるさい、重いって印象がすごく残りましたね


なんか終わり方も見せかけだけの美談と言うか…


個人的には被害者はなるべくしてなったKING of 屑でしたね
by イモ (2016-06-05 13:24) 

tarotaro

イモさん、書き込みありがとうございます。

このシリーズは重くて救いようのない事件が多いので、見たあとは嫌な気持ちになりことが多いですよねぇ・・・。

私も被害者はどうしようもないクズだと思いました。
そして、北大路欣也も、この事件の真犯人を暴かなくてもいいんじゃないかって思いました。
少なくとも、娘が過去の性的虐待を証言台で告白させるのは可哀想過ぎました。
by tarotaro (2016-06-06 00:04) 

saki

いやぁ、かたせ梨乃さんウイークでしたね。
しかも問題だらけの母親で、デジャヴかと思いました。

鶴ちゃんとの月曜日のは、まんま極妻…。
かたせさん、もしかしたら真面目な役をやらないほうがいいのかも。
個人的にはキャサリンが好きでしたー。
ストーリーもトリックも大したことないんですが、
バブルのかほりプンプンで、ファッションも楽しみでした。
またやらないかしら…。
by saki (2016-06-07 21:31) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます。

かたせ梨乃も容疑者や被害者のポジションになりましたねぇ。
片平なぎさ、名取裕子では考えられないので、やっぱりそこまでの支持がなかったんでしょうか?

キャサリンはハマっていたと思うんですけど、ホンモノの外国人が演じるようになっちゃったんで、もう無理なんでしょうかね。
「きやさりんこ」って無理くりですもんね(爆)
西岡徳馬さんとのやり取りは面白かったのに・・・。

by tarotaro (2016-06-07 21:57) 

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました