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ドラマスペシャル「検事の本懐」 ネタバレ 感想~いつも証拠品がしょぼい。いつも最後は駆け足。 [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

ドラマスペシャル 「検事の本懐」
上川隆也主演!硬骨の検事・佐方貞人 待望のシリーズ第3弾!!
信念の男・佐方貞人(上川隆也)が帰ってくる!東京~広島を舞台に、大物政治家が絡んだ贈収賄事件の衝撃の真相!さらに、亡き父が残した29年前の謎が明らかに…

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[あらすじ]
 米崎地検検事・佐方貞人(上川隆也)と庄司真生(松下由樹)は、東京地検特捜部の応援に駆り出されることになった。現在、特捜部では大物代議士・大河内定和(寺田農)と、“技術技能支援財団”代表理事・増元敬清(六平直政)の贈収賄事件の捜査に当たっていたが、疑惑の渦中にいた重要参考人、事業団の経理担当役員・園部勝也(稲田龍雄)が自殺。捜査の糸口が絶たれ、上層部は焦りを抱いていた。
 だが実際に東京地検に赴くと、参考人の取り調べなどの重要な捜査は特捜部が行い、応援組の仕事は些末なものばかり…。佐方は、事務官の加東栞(本仮屋ユイカ)からも「地方でのやり方はお忘れください」と冷静にいさめられてしまう。
 そんな中、次なる鍵を握る人物と思われた、事業団の経理責任者・葛巻利幸(手塚とおる)が行方をくらました。佐方は葛巻の残したメモを分析し、加東と共に彼の居場所に迫るが、結局見失ってしまう。
 その後、佐方は特捜部の主任検事・輪泉琢也(正名僕蔵)から、葛巻の従兄・岩舘啓二(春田純一)の事情聴取を行うよう命じられる。逃亡中の葛巻の居場所を吐かせろという指示だが、岩舘には余命いくばくもない母がおり、その見舞いに行きたがっていた。それを知った佐方はある“策”を講じて岩舘を救うが…!?
 一方、週刊誌記者・兼先守(山口馬木也)は、強制捜査を取材した際、佐方の存在を知り、佐方の父・陽世(中原丈雄)が逮捕された29年前の事件を思い返す。その事件は、陽世が顧問弁護士を務めていた建設会社会長の遺産5000万円を横領したというもの。陽世は容疑事実を認めたものの、完全黙秘を貫き、懲役2年の実刑判決を受けた。今回の一連の事件と29年前の陽世の疑惑を絡めて書けば面白い記事になるとにらんだ兼先は、広島に調査に赴く――。
 あらゆる手段を講じて、贈収賄の真相を闇に葬ろうとする大河内と増元。そして、検察の面子を守ろうと躍起になる特捜部。一方で、佐方の父の事件の真相を暴き、検察を地に貶めようと狙う兼先。それぞれの思惑が交錯する中、佐方がたどり着いた驚愕の真相とは…!?
[HPから引用]

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原作はコチラ

検事の本懐 / 柚月裕子


春田純一に説得され、手塚とおるが出頭。

手塚とおるが出頭してきたが、菓子折りは持って行ったがそこに3000万円が入っていたとは知らなかった。
金を入れたのは園部であり、受け取ったのは寺田農の秘書だと言う。

聴取中に、寺田農と六平直政が謝罪会見を行う。
寺田農は秘書・丸井が、六平直政は経理の園部が勝手にやったことだという。

このままでは、贈収賄事件がただの私的な横領事件にされてしまう____!!

+++++

上川隆也は真っ当な捜査だけが真相には辿りつくと、僕蔵のくせに偉そうな東京地方検察庁特捜部・主任検事の指示に従わない。
手塚とおるの担当を外された上川隆也は、手塚とおるの供述の裏取りを行う。
新しい担当は松下由樹。
僕蔵の指示に従うと言う松下由樹。
しかし1日は引き伸ばせる。

++++++

2年前の11月30日、手塚とおるが菓子折りを持って行った日。
寺田農の秘書・丸井は家族で京都に旅行に行っていた。
手塚とおるから菓子折りを受け取れるはずがない。
事務員の女性は菓子折りの紙袋に文庫本が入っていたと言う。


小説の文庫本の持ち主は吉岡という男性で、あの日手塚とおると同じ店で食事をとっていた。
手塚とおると同じくその飲食店の常連で、文庫本を紛失したことも、店の日誌に書いてあった。
吉岡もまた、「菅春堂の菓子折り」を持っていた。

手塚とおるは、あの日、吉岡と偶然相席になり、間違って吉岡の菓子折りを持ち去ってしまった。

”3000万円を受け取った”と秘書・丸井がそう言ったと供述した手塚とおる。

吉岡はあの時の菓子折りは自分のものではなかったと言う。
なぜならのし紙に「祈・必勝」と書いてあったからだ。

それに3000万円の重さは1Kg。
もし菓子折りが入れ替わっていたら、持った瞬間にわかるはずだ。

そもそも3000万円の入った菓子折りなど存在していなかった。

「私は・・・私は金など運んでいません。
 園部さんが個人的に丸井さんに3000万円を渡したと六平直政に強要されて供述した。」


+++++

手塚とおるに自分たちの筋書きにあった供述をさせようと思っていた正名僕蔵ら上司は激怒。

しかし真っ当な捜査をしたい上川隆也。

2年前の11月30日、秘書。丸井はは京都のホテルに滞在した。
園部の愛人に確認したところ、同じ日、園部も京都のホテルに滞在していた。

「事情聴取をさせてください。」

上川隆也は頭を下げて頼むが罵る正名僕蔵と切り捨てる矢島健一。

捜査から外されてしまう。



++++++

急転直下

結局、園部の愛人を松下由樹が調べ上げ、証拠のICレコーダーを発見。
園部はもしもの時のために、愛人にICレコーダーを渡していた。
しかし愛人は園部を裏切り、六平直政に寝返った。
六平直政からICレコーダーを処分しろと言われていたが、いざという時のために取っておいた愛人。


寺田農と六平直政逮捕


++++++++

上川隆也の父・中原丈雄の横領事件を追う山口馬木也。

上川隆也の父・中原丈雄が顧問弁護士を務めていた広島の建設会社“小田川建設”の元従業員・黒田福美。
中原丈雄が黒田福美の愛人で、真野恵里菜は中原丈雄の娘ではないかと疑う山口馬木也だったが、血液型を調べると違うことがわかる。
黒田福美の夫は肺がんで亡くなっていた。
“小田川建設”の社長・小田川隆一郎は黒田福美夫妻の仲をとりもちよく可愛がっていた。
夫が病気になったことで、黒田福美を気にかけていた。
山口馬木也は、娘・真野恵里菜の父親は、小田川隆一郎ではないかと言うが、黒田福美はありえないと答えた。


黒田福美の回想~
中原丈雄は小田川隆一郎の遺産の一部を持って黒田福美のもとを訪れた。
しかし受け取れないと言う黒田福美。
夫の病状は悪化し弱っていった。
辛く当たる夫。
隆一郎は不安や寂しさを受け止めてくれた。
それは愛情ではないとわかっていた。
だから隆一郎と生きて生きたいと思ったことはなかった。
夫が亡くなって生きる気力はなくなったが、妊娠がわかり死ねないと思った。
子供がいれば生きていける。

中原丈雄はかつて小田川隆一郎に命を救われた。
小田川隆一郎と中原丈雄の父(上川隆也の祖父)が同志で、幼少のころ結核にかかり、小田川隆一郎は借金までして金を貸してくれた。
「あなたとお腹の子に遺産を残したい」
それが隆一郎の遺言。
そしてこの秘密は全て墓場まで持っていきます。

++++++

真野恵里菜が黒田福美が余命いくばくもないと上川隆也に連絡をする。

中原丈雄の死後、まだ高校生だった上川隆也が金を持って黒田福美に渡しに行っていた。
それがオヤジとの約束だと言う。

「無実を証明できるのは私だけだったのに・・・。
 本当にごめんなさい。」

「あなたは何も間違っていない。
 もしあなたが事実を言えば傷つく人がいたでしょう。」

「父が横領で逮捕されたと知ったとき、父を軽蔑しました。
 しかし本当はそうではなかった。
 父は自分の人生をかけて恩を返そうとしたんです。
 その事実だけで十分です。
 それが隆一郎さんと父の本懐です。」

+++++

山口馬木也は34年前、強盗殺人の裁判を持ち出す。。

被疑者を骨折までさせて強引に取り調べた警察。
被疑者は真っ黒なのに、違法性を追求し、無罪にしてしまった。
つまり自分の職務を全うした。
人は絶望したときに笑う。

横領事件は罪が軽い。
横領した金を直ちに返済すれば執行猶予がつくことが多い。
しかし中原丈雄は判決のあと、家を抵当に横領した金を返済した。
自ら罪を受けたんだな。

ってナニ?
山口馬木也はなぜ中原丈雄にこだわって取材したんだ!?






横領事件証拠がしょぼい。

このシリーズ、途中までワクワクしながら見るんだけど、前回同様証拠品がしょぼい。
前回は、痴漢をした証拠が携帯電話で撮っていた動画。
今回は愛人が持っていtICレコーダー。

六平直政も悪巧みに長けているなら、なぜ愛人がICレコーダーを処分したと確認しないのか?
ってか、ICレコーダーなんてなんぼでもコピーできるやろ・・・。
バカすぎる。


山口馬木也って強盗事件の被害者の関係者だったのか?←回りくどいな。

なんで急にあの事件を記事にしようと思ったのか。
全くわからんかった。
こんな人情噺記事にできない!って何だこりゃ。
なんで金と時間をかけて広島まで取材に行ったのか?
んでもって取材内容を上川隆也に報告して。山口馬木也も墓場まで秘密を持っていくのか。

真っ当な捜査は父から上川隆也が受け継いだのはわかる。
しかしなんか蛇足に思えたんですけど・・・。
その上、こっちの人情話に時間をさきすぎて、最後は駆け足。
肝心の寺田農と六平直政の逮捕シーンはクレジットのバックですよ。
本末転倒ではないのか?


正名僕蔵ちゃん、怒りすぎ!!
僕蔵のくせに偉そうにしやがってw
僕蔵と矢島健一が腹たったから、上川隆也の正義感が際立ったよねぇ。
結局、愛人を調べたやん。
そしたら逮捕できたやん。
僕蔵が失脚してくれたらもう少しモヤモヤが晴れたのにさ。
ま、上川隆也の役はこういう検察の汚い捜査が嫌いで弁護士に転身することになるから仕方ないけどさ。


本仮屋ユイカ・・・・印象が変わった。
志田未来、倉科カナに続き若手女優枠です。
本仮屋ユイカ、苦手です。
声が・・・。
なんで志田未来ちゃんじゃないんだろう。
落ち着いて聞けるのになぁ。


最近はこの検事シリーズばっかりだけど、ワタシは遺留捜査のほうが好き。


何回も言うけれど、この作品は証拠品が本当にしょぼい。
あのICレコーダーだけで公判を維持できるのか?
しかもいつも後半は駆け足。



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ドラマスペシャル「検事の死命」 ネタバレ 感想~被告を追い詰めた証拠にビックリてかガックリ!
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出演
佐方貞人(さかた・さだと)………上川隆也
米崎地方検察庁検事。検察官の仕事は“罪をまっとうに裁かせること”だという信念を持つ。
偏屈でとっつきにくそうな男だが、その胸には自らの正義を貫くための情熱が燃えさかっている。本作では、“技術技能支援財団贈収賄事件”の立件のため、東京地検特捜部に応援として駆り出されるが、巨悪を捕えるためには多少真実を捻じ曲げてもかまわないとする上層部の考えに納得がいかず…!?

庄司真生(しょうじ・まお)………松下由樹
米崎地方検察庁検事。佐方とは同期。“どのような理由であれ、罪を犯した人間は裁かれるべき”という信念を持ち、自らの正義感に忠実に仕事に向かっている。佐方と共に東京地検特捜部の応援に向かうが、暴走しがちな佐方とは違って常に空気を読み、上層部のやり方に従いながらも佐方を陰でサポートする

加東 栞(かとう・しおり)………本仮屋ユイカ
東京地方検察庁特捜部・検察事務官。検察は上意下達の組織であり、事務官は指示どおりに動くだけとクールに割り切っていた。だが、応援でやってきた佐方とコンビを組んだことから、彼に振り回されながらも真実の究明に奔走することに

小山哲明(こやま・てつあき)………和泉崇司
東京地方検察庁特捜部・検察事務官。真生とコンビを組む、有能な事務官

兼先 守(かねざき・まもる)………山口馬木也
週刊誌記者。元地方新聞の社会部記者。スクープを狙うハイエナのような男。嗅覚が鋭く、スキャンダルの匂いを嗅ぎ取ると徹底的に調べ上げ、あらゆる手段を使って記事にしていく。
今回の贈収賄事件をきっかけに、佐方の父・陽世が逮捕された事件を思い出し、取材をはじめる。

近田慶彦(こんだ・よしひこ)………矢島健一
東京地方検察庁特捜部・部長。今回の贈収賄事件の指揮を執る。巨悪を捕えることこそが検察の正義だと考え、政治家の闇献金を突き止めるためなら、その方法は問わないというスタンスを貫く

輪泉琢也(わいずみ・たくや)………正名僕蔵
東京地方検察庁特捜部・主任検事。近田の命令には絶対服従、佐方を“田舎検事”とバカにする

葛巻利幸(くずまき・としゆき)………手塚とおる
技術技能支援財団の事務員。陣中見舞いと偽って、大河内に裏献金を運んだ人物と思われたが、事情聴取の最中にこつ然と姿を消す

増元敬清(ますもと・けいせい)………六平直政
技術技能支援財団・代表理事。財団を母体とした“技術向上大学”設置の口利きの見返りとして、大河内に闇献金を渡した男。大河内と共に、真相を闇に葬ろうと企てる

清水沙代(しみず・さよ)………真野恵里菜
亮子の娘。佐方の父・陽世の事件を掘り返す週刊誌記者・兼先に突撃され困惑する

清水亮子(しみず・りょうこ)………黒田福美
佐方の父・陽世が顧問弁護士を務めていた広島の建設会社“小田川建設”の元従業員。現在は、病気を患って入院中

大河内定和(おおこうち・さだかず)………寺田 農
米崎選出の衆議院議員で、総理候補と目される実力派。父親が元検事総長という経緯から、検察庁関連の予算に好意的な後押しをしてきた。検察からすると最も頼りになる代議士だったが、今回は“技術向上大学”の設置に伴う闇献金疑惑を持たれ、検察と対峙する

佐方陽世(さかた・ようせい)………中原丈雄
佐方の亡き父。広島県内で弁護士事務所を開業していた。県内の有力企業“小田川建設”の顧問弁護士を務めていたが、48歳のとき、その創業者の遺産を横領した罪に問われ、懲役2年の実刑判決を受けた。出所を目前に病死する

筒井義雄(つつい・よしお)………伊武雅刀
米崎地方検察庁公判部部長。
佐方の上司。懐の深い男で、「存分にやって来い」と言って佐方や庄司を東京地検に送り出す

園部勝也 … 稲田龍雄 
岩舘啓二 … 春田純一   ほか




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コメント 2

saki

やっと観ました。そしてやっとここにたどり着きました。
こんなに前だったのね。

たろたろさんが「いつも駆け足」と書いていらっしゃったので、
気になって過去を見てみたら、記憶がない!
なんかと重なって録り忘れてたのかな…ツダカン見たかった。

上川さんのドラマはだいたい観ちゃいます。
一時期老けた感じがしたのですが、また精悍な感じになってましたね。

そして私の大好きな中原丈雄さんが出てるだけで目福♪
どんな役をされても、ダンディで素敵なオジサマです
by saki (2016-12-14 09:22) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます~。

このドラマいつもいつも最後の謎解きっていうか、トリック解決とかがめちゃ雑なんですよねぇ。
ツダカンの痴漢・・・・。
ゲスかったです(苦笑)

上川さんもゴチではじけていましたが、やっぱり役者ですよねぇ。
中原丈雄さん、ワタシも好きです~。
この親子は良かったですね。

もう少し丁寧になる部分が違うといいんですけど・・・。
ついつい斉藤由貴を探してしまいました(苦笑)
遺留捜査のほうが見たいですw
by tarotaro (2016-12-14 23:47) 

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