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「遺留捜査」 第4シリーズ 第6話 ネタバレ 感想~冤罪は辛い。筋ジストロフィーも辛い。 [気になるドラマ-2017夏]

木曜ミステリー「遺留捜査」 第4シリーズ 第6話
警察官が殺害された!!疑惑の妻に、汚れた離婚届、そして10年前に起きた事件。男と女、現在と過去…。遺留品が紐解く、この複雑に絡み合う事件の真相とは一体…!?

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[あらすじ]
 所轄署の警察官・西岡良平(岩松了)が殺害される事件が発生。妻の真由美(国生さゆり)の犯行とにらんだ捜査一課3係係長・八重樫剛(野村宏伸)らは連日、彼女の事情聴取に当たっていた。事件の1週間前、近所の住民が夫婦が言い争う声を耳にしていた上、西岡が所持していたカバンの中から、記入済みの離婚届が出てきたことが決め手となったのだ。西岡は元々優秀な刑事だったが、10年前、女子大生が殺害された事件で真由美の兄が逮捕されたことから、会計課に異動した過去を持っていた。

 そんな中、科捜研研究員の村木繁(甲本雅裕)が、西岡が殺された事件について力を貸してほしいと糸村聡(上川隆也)に頼んできた。なぜ村木がそんな依頼をしてくるのか、事情を深く聞くこともせず引き受けた糸村は現場に残された遺留品の中から、離婚届に目を留める。記入された文字が所々、歪んでいたのだ。さらに片隅に墨のような黒い汚れが付着しているのも気になって…!?

 警官殺しの捜査を開始した、糸村と村木。2人はやがて10年前の事件の衝撃の真相にたどり着くことに…!?  いったいなぜ村木は糸村に捜査を頼んだのか…!? そして離婚届に秘められた真実とは…!?
[HPから引用]


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岩松了(西岡良平)は、10年前の事件を調べていた。
国生さゆりの兄・矢口の指紋が殺害現場から発見されたのが逮捕の決め手だった。
しかしその指紋は1週間も経ってから発見されたものであり、指紋のつき方が不自然だった。

指紋を何者かが捏造したのでは?
岩松了は、誰かの指紋を調べるためにデータベースにアクセスしていた。

10年前に、「兄の冤罪をはらせるかもしれない」と言われたが、放蕩者の兄のことなんてどうでも良かった。
だから、そんなことはしなくても良いと夫に伝えた。
「殺人犯の甥」と言われるのが嫌で子供も諦めた。


10年前の犯人は大島章男


元鑑識の大島の息子


岩松了殺しの犯人は、元鑑識の大島

10年前の事件は冤罪だった。

当時の捜査資料に凶器の存在は表記されていない。
岩松了が持っていたナイフが見つかったのは、矢口の罪が確定してからだった。
そのときの署長は、冤罪が怖くなり、岩松了に隠蔽するように命令した。
ずっと指紋の照合を続けてきた岩松了は、飲酒運転で捕まった男(大島息子)にいきつく。
元鑑識の大島を訪ね、元警察官であり、父親であり努めとして、自首することを勧める。

大島父は、10年前、息子に助けて欲しいと電話をもらい、矢口に罪を擦り付ける工作もしていた。
矢口の指紋も、息子を庇うために捏造した、

しかし大島父は極悪人なので、岩松了を殺した。
しかも罪の意識はなく

あの時(10年前)、息子が凶器を落としてさえいなければ・・・!!!

などと言って、戸田恵子に怒られる!!




+++++++


離婚届に付着していた炭は、クリニカルアートで使っていた炭だった。
岩松了は国生さゆりの兄・矢口を訪ね、冤罪をはらすことができたら、心を入れ替えて働いてもらえるように頼んでいた。
クリニカルアートの絵画教室に通っていたのは、病気のリハビリだった。
岩松了は母と同じ筋ジストロフィーを発症していた。
すでに腕の自由がきかなかった。

母親を長年、介護していた経験から、この病気の大変さを知っていた。
もし妻(国生さゆり)に話したら、献身的に介護をしてくれるだろうと思った。
だからこそ病気のことを告げずに離婚しようとした。
でも妻が一人ぼっちになるのは避けたかった。
だから兄の冤罪を晴らした。






10年前に冤罪を明らかにしないから!!

岩松了は妻に相談することなく、冤罪を晴らすべきだった。
妻の兄が逮捕されたことにより、会計課に左遷されてしまった。

その上子供も諦めた!

そこまでして冤罪を晴らさない理由ってなに?
冤罪でなくなれば「殺人犯の甥っ子」と言われることもなかったのに。


それにだよ。
真犯人を世に放てば、2人目の被害者が出ることだってある。
それは警察官として絶対やっちゃダメでしょ。

だけど、岩松了の妻への愛情は素敵だったわね。
妻がひとりにならないように・・・。
って言うのが素敵ね。

それに比べて、真犯人の大島親子はクズだったなぁ。
そして、国生さゆりのメイクが濃かったなぁ。

あ、村木、なんだかんだで糸村を頼っているんだね~。
この二人、ほのぼの~~~!!

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主題歌はコチラ


感想はコチラ
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キャスト
糸村 聡......上川隆也
鋭い鑑識眼と偏執的ともいえるこだわりを持ち、事件現場に残された“遺留品”や被害者が残した“被害品”をもとに事件を徹底的に追い詰める刑事。“モノ”に対する思い入れが強すぎて上司の命令を無視して単独行動を取ることも多く、周囲から煙たがられてきた。
空気を読まない、マイペースな性格。感情を表に出すことは滅多になく、何を考えているのかわからない。事件解決後、事件関係者に「3分だけ時間を下さい」と頼み、現場に残された遺留品を元に汲み取った、容疑者が犯行に至った細かな動機や被害者の最期の想いを伝える。
本シリーズで、警視庁月島中央署から京都府警捜査一課特別捜査対策室に異動してくる。

神崎莉緒(かんざき・りお)......栗山千明
京都府警捜査一課特別捜査対策室刑事。警察という男社会の中で戦いながら凶悪犯罪と向き合い、天性の鋭い勘を捜査に反映させて多くの事件を解決してきた。しかし曲がったことが大嫌いな性格から上司や同僚とたびたび衝突している。
モデル並みのスタイルの持ち主だが、大食い。幼い頃より転校を繰り返してきた過去から、仲良くなればなるほど別れが辛くなることが身に染みており、人と深く関わることを避けてきたところがある。
糸村とバディを組むこととなり、そのマイペースぶりにうんざりしながらも、遺留品にこだわる信念を徐々に認めるようになって…!?

佐倉路花(さくら・みちか)......戸田恵子
京都府警捜査一課特別捜査対策室刑事。京都生まれの京都育ち。父は太秦で有名な大部屋俳優で、幼い頃から大人たちにかわいがられてきた。その影響か、人の懐にスッと入り込む術を持ち、処世術や人間観察力に長けている。
子ども時代から金銭的に苦労してきたため、安定した仕事を求めて女性警察官になった。刑事になるつもりはなかったが、持ち前の人間観察力が話題となり、刑事課に引っ張られる。未だ独身ではあるが、結婚はあきらめておらず、密かに婚活続行中。糸村と莉緒のコンビを楽しそうに見守っている。

雨宮 宏(あまみや・ひろし)......永井 大
京都府警捜査一課特別捜査対策室刑事。明朗快活で人当たりがよい上、極めて高い身体能力と捜査情報を論理的に整理する構成力を備えており、刑事として優れた資質を持っている。その能力を桧山に買われ、捜査一課からチームに引き抜かれた。
一歩引いた距離感で糸村を観察するが、その空気を読まないマイペースぶりにいつのまにか巻き込まれることも。

高瀬信彦(たかせ・のぶひこ)......和泉崇司
京都府警捜査一課特別捜査対策室刑事。前職は、府警の広報センター。子どもたちに“親しみやすい警察”をPRしていたが、引っ込み思案な性格のため仕事になじむことができなかった。だが、府警のHPをイチから作り直したことで、情報解析のスキルが極めて高いことが発覚。チームに抜擢される。

滝沢綾子(たきざわ・あやこ)......宮﨑香蓮
京都府警の科捜研研究員。人材交流で派遣されてきた村木の科学捜査の手際に感心し、尊敬の念を抱きはじめていたが、糸村に振り回される姿を見て、それが疑念に変わっていく。

村木 繁(むらき・しげる)......甲本雅裕
糸村と腐れ縁の警視庁科学捜査研究所係官。どんなに仕事が立て込んでいても平然と別の鑑定を依頼してくる糸村にあきれながらも応じてしまう。
奇しくも、糸村と同時期に京都府警の科捜研に人材交流で派遣される。

桧山 亘(ひやま・わたる)......段田安則
京都府警捜査一課特別捜査対策室室長。京都出身。
常に冷静沈着で人心掌握術に長け、頑固な古参刑事からゆとり世代の若い刑事まで見事に使いこなしてきた。その実力とリーダーシップを認められ、特別捜査対策室室長に抜擢される。だが、新たに配属された糸村のマイペースぶりに翻弄され、思わず感情を爆発させることも…!?

ゲスト
国生さゆり、岩松 了、野村宏伸 ほか  








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コメント(6) 
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コメント 6

saki

えーっと若松了の奥さんが国生さゆり?? 年離れすぎじゃね?
ってとこでまずつまずき、前半ちょっと出遅れましたw。

大島親子はクズ中のクズでしたね…。
自分の息子とはいえ、悪い奴を世に放つとは。

そして、よく考えれば普通の刑事ドラマなのに、
おかしなところもいっぱいあるのに、
今日も小田さんの声に騙されてしもうた。

そういえば、このドラマの初回に財前直見さんが出てたので、
「わーパラダイスの明菜さんとようこさんとチーフだ♡」
ってなってました。
by saki (2017-08-18 11:21) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます。
ワタシも国生さゆりの夫の割に、年寄りだなぁって思いましたw

犯人親子はクズ過ぎて、ちょっと。
あの息子が10年も犯罪を犯さなかったなんて、信じらんれないですね。
で、お決まりの、小田さんの歌で浄化されると言う(爆)
初回は財前直見さんで、上川さんに戸田さんに・・・・。
華やかでしたけど、だんだんチープに。
舞台が京都になって、、お金がないのかしらw

by tarotaro (2017-08-18 22:07) 

古畑

 私は本作を視聴していないのですが、冤罪事件の担当者が長年指紋照合を続けていたというオチは相棒6シーズンで放映された「黙示録」を思い浮かべました。まあこちらはただの担当刑事で期間も25年という信じられない内容でしたが....。
 冤罪事件を描くというのももうすっかりテレ朝ドラマのお家芸となりましたね。確か3年前の本作のスペシャル版も冤罪をテーマにしていたはず。ただ個人的に残念なのが、近年の冤罪物が関係者の心の闇を描き切れていない気がすること。昭和期の刑事ものでは殺人犯の目撃者が濡れ衣を着せられた過去による警察不審から真実を話せないばかりか、自身がその影響で本物の犯罪者になってしまったり、あの名作「霧の旗」のように関係者が最後まで警察を許せず、心の闇に支配されたまま終わってしまうという暗いオチが描かれていました。最近の刑事ものは主人公らを事件解決と心の闇をほぐしたヒーロー的なものに固執していること。確かに真犯人や警察上層部との対決は悪くないのですが、冤罪が新たな悲劇、犯罪を生んでしまっていることへの警察関係者としての申し訳なさ、くやしさが薄っぺらい。最近の「相棒」では冤罪被害者に説教をするなど、まるで第3者的な立場からの事件捜査なのです。かっての刑事ドラマなら、刑事たちはヒーローにならず、冤罪の関係者たちに”、嘘つき”、”警察なんか信用できない”などと罵詈雑言を浴びせられるのを耐えて終わったりしています。むしろ関係者ががんばって生きていくのなら、あえて悪者扱いされるのを受け入れています。本気で冤罪や心の闇を描くのであれば、刑事たちがいじめられて終わるやり方も決して悪くありません。
by 古畑 (2017-08-19 21:54) 

tarotaro

古畑さん、書き込みありがとうございます。

冤罪がテーマだと1時間では時間が足らないと思います。
このドラマの場合、遺留品にも焦点を当て無ければならいないですしね。
そして今回、このドラマは上層部との対立もあまりなく、当時の責任者に自分の身の振り方を委ねただけ。
そして冤罪被害者の男も、冤罪を売って続けることもなく、あっさりしたものでした。
そもそも今回のこのドラマは冤罪がテーマだったのかも疑問です。
by tarotaro (2017-08-19 23:06) 

古畑

 たろたろさん、返信ありがとうございます。確かに冤罪のような複雑なものは1時間では意外と難しそうですね。いっそのこと、冤罪を解決するのでなく、解決した冤罪被害者の心の闇への対処や冤罪によって事件を起こした人間のバックグラウンド、つまり背景を刑事や記者が個人的に追いかけるような作品も手掛けてみてはいいのではと思います。事件解決編ではなく解決した事件の隠された闇を追うというテーマです。
by 古畑 (2017-08-20 17:26) 

tarotaro

古畑さん、書き込みありがとうございます。
返信、誤字だらけですみません。

×そして冤罪被害者の男も、冤罪を「売って」続けることもなく、あっさりしたものでした
○そして冤罪被害者の男も、冤罪を「訴え」続けることもなく、あっさりしたものでした

事件解決のその後。
そんなテーマのドラマがあってもいいかもしれないですね。
ヒューマンドラマでありそうですね。
by tarotaro (2017-08-21 08:07) 

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