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ドラマスペシャル「叡古教授の事件簿」ネタバレ 感想~全てが中途半端でテンポも悪い。 [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

ドラマスペシャル 叡古教授の事件簿
スマホもパソコンも使えない超アナログな天才教授と、捜査一課のダメ刑事がコンビ結成!難解な連続殺人事件に挑む!美人教授最後の恋…悲しき親子の復讐劇とは…!?

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[あらすじ]
 捜査のたびにヘマばかりやらかしている警視庁捜査一課の刑事・南波陽人(田中直樹)はある日、捜査一課長・五十嵐修(武田鉄矢)に呼び出される。なんでも、南波の母校である帝都大学の法学部教授に『犯罪捜査百年史』なる本の監修を頼んでいたが、制作中止になってしまったため、謝罪に行ってほしいというのだ。南波は「こんなことをするために刑事になったわけじゃない…」と不本意ながらも、手土産を片手に帝都大学へ。だが、そこで思いがけない事件に遭遇する。次期学長候補だった医学部教授・高寺保の遺体が、講堂で見つかったのだ! しかも、高寺の遺体は舞台の天井からロープで吊るされ、どん帳には謎の数字を羅列した暗号が残されていた…。そんな不可解極まりない事件現場へ、興味深げに「この事件には物語がありそうだ」とつぶやく男が姿を現す。その男こそは南波が会いに行った人物――地球上のあらゆる学問に精通する文系の天才で、「知の巨人」の異名を取る宇野辺叡古(藤木直人)だった!

 南波ら捜査一課はさっそく捜査を開始。その矢先、あろうことか事件現場から叡古が愛用しているパイプ用のタバコの葉が見つかる! どうやら犯人は叡古を犯人に仕立て上げようとしたらしい…。一体なぜ犯人は事件を起こすに至り、さらには叡古を巻き込もうとしたのか!?  その“物語”を読み解こうと立ち上がった叡古は、助手の阿蘇藤太(白洲迅)とともに、暗号の解明に着手。一方、捜査一課は容疑者として副学長・戸村麻美(浅野ゆう子)ら、被害者と次期学長の座を争っていた大学関係者たちにも目を付けるが、捜査は難航し…。

 事件の早期解決を目指し、五十嵐は叡古を捜査アドバイザーに任命。捜査一課係長・川添徳治(宇梶剛士)からお目付け役を命じられた南波は、しぶしぶ叡古と行動を共にする。そんな中、帝都大学内で第二の教授殺害事件が発生! しかも、現場にはまたしても謎の暗号が残されており…。
[HPから引用]
原作はコチラ

門井慶喜『東京帝大叡古教授』

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高寺、中屋敷、島坂、氷川。
4人の教授が殺された。

犯人は太一(福士 誠治)

福士誠治は藤木直人の友人・永瀬賢吾だった。
しかし5年前研究データ改ざんの責任をとり、大学を去っていた。

永瀬賢吾は学を辞めたあとも一人研究を続けていた。
しかし3ヶ月前ついに命を絶った。

父の復讐のため福士誠治は、5年前調査に関わっていた教授たちを殺した。
そして父に研究をやり直すチャンスをくれなかった浅野ゆう子。
浅野ゆう子も殺そうとするが、藤木直人らに止められ、逮捕。


黒幕は宮川一朗太

福士誠治がなぜ殺人に染めたか。

宮川一朗太にそそのかされたのだ。
宮川一朗太は研究資金を横領していた。
そのことで氷川教授と口論の末、殺してしまう。
氷川教授の遺体は防腐処理し、保管庫にしまう。

最後に発見された氷川が一番先に殺されていた。

突発的に氷川を殺してしまった宮川一朗太は誰かに罪をきせようと思った。

3ヶ月前、首を吊って自殺した永瀬賢吾を発見したのは息子の福士誠治だけではなく、宮川一朗太も第一発見者だったのだ。
宮川一朗太は永瀬が大学をやめてから会っていないと証言したが、永瀬賢吾の研究データを盗むため月に何度か会いに着ていたのだ。

「父の死を公にしないで欲しい。」

と福士誠治に言われた宮川一朗太。

これを利用してやろう。
福士誠治をそそのかし、「父親の復讐」を提案。


高寺や中屋敷を殺したのは福士誠治は暗号を残した。
その暗号は知性があった。

一方宮川一朗太は自分で自分を傷つけ暗号を残したが、知性のかけらもない。

と一刀両断の藤木教授。

氷川の遺体に永瀬賢吾直筆の「ポーの詩」を添えた宮川一朗太。

父親の復讐をしている福士誠治が、父が書いた「ポーの詩」を遺体に添えることは、父に汚名を着せることだ。


宮川の怪我は自作自演だった。


浅野ゆう子を殺したら山小屋で会う約束をしていた宮川一朗太と福士誠治。
しかしそこに現れたのは逮捕された福士誠治ではなく、藤木直人だった。
宮川一朗太は山小屋で、福士誠治に全ての罪をきせ殺そうとしていたのだった。

宮川一朗太は万が一浅野ゆう子殺害に失敗したときのために、爆弾入りの小包を宅配手続きをしていた。

しかし父親の残したがん撲滅のレポートには福士誠治へのメッセージが。
「Learn----習得」
この言葉に感動する福士誠治。

浅野ゆう子に宅配が届いたがその箱を開けることをなんとか食い止めた。






テンポ悪い!!!

最初の出演者紹介。
キャラクター紹介に時間をかけすぎ。

そして大事な主人公のキャラが中途半端すぎ。

藤木直人に大学生の娘がいる役は無理だと思う。
藤木直人はインテリだし、大学教授という役が合わないわけではないが、蝶ネクタイをした変人教授は荷が重すぎたね。
ガリレオの福山っぽいと言えばぽいが、変人教授には見えなかった。
藤木直人だとちょっと爽やかすぎるんだよねぇ。
癖がない。
もっとダンディで年上の俳優で、顔面はオトコマエでないくらいがちょうどよかったんじゃないだろうか?

それでも藤木直人と清水富美加の親子は年齢差的には有りかもしれないけれど、高橋ひとみとココリコ田中、松田賢二と福士誠治は年齢が近すぎて全く親子には見えない。
キャスティングに無理がありすぎ。

キャラクターは中途半端で、ストーリーはダラダラしていた。
あの宮川一朗太をもっても、犯人逮捕は面白くなかった(苦笑)
ゲスで目つきが悪く、悪役としての演技は慣れている一朗太でも面白くできないなんて。
さらに悪役としての地位を確立している国広富之には見せ場すらなかった(苦笑)



福士誠治の父と友人だという藤木直人は、友人が大学を辞めて以降、会っていなかっただけでなく、息子がいることも知らなかった。
自分と妻のキューピッドだったのにさ。
そんなの友人じゃないやろ。

父親の死を隠したい福士誠治は、勝手に父の遺体を埋葬したの??
日本でそんなことしちゃいけないのよ?


「全ての災いは解き放たれた。  最後に残るのはエルピスだけ。」

と意味深なことを言っていた福士誠治だけど、エルピス→パンドラの箱。
箱といえば→浅野ゆう子への爆弾のことをあんに言っているんだなぁって思った。
しかしそこから長い!

「パンドラの箱」というワードが出てきてから、浅野ゆう子が助かるまでの長さったらないわ~。

「危険を冒してまで暗号を残した」のは、父親の復讐をしたいという気持ちと、人を殺してはいけないという気持ちで揺れていた。
暗号には葛藤のあとが見えた。

現場に藤木直人のタバコを残したのは、この事件に藤木直人を巻き込むためだ。

なんて長々話してから、ガンのレポートから息子へのメッセージを説明して、やっとこさ爆弾爆発回避。

無駄


バラエティ番組の清水富美加を見ていると松岡茉優と被るところがあるんだけど、二人共ドラマだとそこまで嫌ではない。
清水富美加と松岡茉優はバラエティに出演することで役者としての幅がせばまると思うなぁ。
タレントとしてやっていくなら別に良いけれど、役者としてやっていくなら、バラエティに出ない方が良い。
番宣やインタビューもヘラヘラふにゃふにゃしていない方がいいと思うよ。


このドラマ、どうやったら面白くなったんだろう???

キャスティングを変えてもこの脚本なら無理かなぁ。
久しぶりに、どうしようもないスペシャルドラマを見た気がした。
期待していただけに残念。

原作は面白いんだろうか???
映像化するくらいだからファンの多い小説だと思うんだけど、映像化によって「重版」という効果は得られないだろうなぁ。

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(キャスト)

宇野辺 叡古(うのべ・えいこ) ……… 藤木 直人
帝都大学法学部教授。地球上のあらゆる学問に精通しており、周囲からは「知の巨人」と呼ばれる「文系の天才」。財産や名誉にはまったく興味がなく、どんな相手にも物怖じせずに正論を堂々と主張するため、大学上層部からは煙たがられている。一方で、学問に真摯に向き合う学生に対しては面倒見がよく、助手の阿蘇藤太をはじめ多くの若者から慕われている。普段はクールで飄々としているが、ひとたび研究に熱中すると、周りの言葉が耳に入らないほど没頭する。あらゆる事件に「そこに物語はあるのか?」と疑問を持つのがポリシー。衝動的な理由のない犯罪など“物語のない事件”には関わらない。パソコンや携帯電話は一切使わず、ある理由から移動も基本的に徒歩か自転車。身だしなみに気を使い、英国製のダブルスーツとパイプを愛用している。実は、民俗学者である妻に頭が上がらない恐妻家でもある。

南波 陽人(なんば・はると) ……… 田中 直樹
警視庁捜査一課の刑事。帝都大卒。真面目で正義感は強いが、この上なく不器用。柔道・剣道・空手の有段者でもあるが、実際にその腕前を見た者はいない。捜査中にヘマをやらかすことも多く、周囲からは「ダメキャリ」と呼ばれ、バカにされる日々。本人も刑事に向いていないんじゃないか…と悩んでいる。叡古と出会った当初は彼の考え方に反発するが、次第にその鋭い洞察力と教養の深さを認め、パートナーとして信頼するようになる。恋愛に関してはオクテで、女性との交際経験がなく、母親からも心配されている。

宇野辺 さくら子(うのべ・さくらこ) ……… 清水 富美加
叡古の一人娘。帝都大学法学部3年生。母が研究で海外にいるため、父と二人暮らし。変わり者の父とは違って明るく社交的な性格だが、恋愛に関しては鈍感。好奇心旺盛で度胸があり、積極的に事件の捜査に関わっていく。自宅の一角で叡古が開いている古書店の看板娘。常連客の槙原太一に憧れている。

阿蘇 藤太(あそ・とうた) ……… 白洲 迅
宇野辺叡古教授の助手。決して現代的ではない叡古と対照的に、携帯・PC・SNSを使いこなすイマドキの男子。が、何故か叡古とはウマが合い、大学内で叡古の一番の理解者でもあり、叡古の表情から彼が何を欲しているのか瞬時に読み取ることが出来る。隠してはいるが、極度のビビり症である。

川添 徳治(かわぞえ・とくじ) ……… 宇梶 剛士
警視庁捜査一課係長。現場生え抜きの刑事で、帝大教授連続殺人事件の捜査本部でも指揮を執る。大学教授ながら捜査に口を挟んでくる叡古に対し、強い嫌悪感を持ち、南波を叡古の見張り役として送り込む。しかし、捜査一課長の五十嵐や国家公安委員長・溝渕には頭が上がらない、悲しき中間管理職でもある。

戸村 麻美(とむら・あさみ) ……… 浅野 ゆう子
帝都大学副学長。若い頃から美人教授としてメディアに露出しており、世間の認知度も高い。次期学長選で帝大初の女性学長になる、と噂されている。大学のイメージを最優先に考え、世界大学ランキングトップ10入りを目標に掲げている。学問に対する考え方の違いから、叡古とは犬猿の仲にある。

五十嵐 修(いがらし・おさむ) ……… 武田 鉄矢
警視庁捜査一課長。刑事らしからぬ温厚な人柄。捜査アドバイザーに叡古を任命するなど、常識や体制に縛られない広い視野も持つ。叡古の著書『日本政治史之研究』を読破するインテリで、俳句にも造詣が深い。叡古とは互いに能力を認め合っている。




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コメント 8

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のり

タロタロさん こんばんは。面白くない…、いつもの土ワイが良いよ〜と家事の合間にチラ見でした。後半は普通にみられましたが。
おっしゃるように、高橋ひとみさんがココリコ田中さんの母親ってかなりムリな設定。武田鉄也もなんだったのでしょうね。
清水富美加ちゃんの演技、いつも同じと思ってましたが今回は可愛らしくて好きでした。
原作は存じ上げないのですが、明治時代の設定をドラマで現代に置き換えずに明治時代のままにしたら良かったような。
by のり (2016-05-22 00:58) 

toorisugari

いやー、これはほんとうにひどかったですねぇ。脚本、演出、キャスト、全てにおいて平凡以下な仕上がりでしたねぇ。テレ朝だったので「相棒」みたいなちゃんとした推理物を期待していたのですが、見事なまでに裏切られました。時間の無駄でした。
by toorisugari (2016-05-22 09:34) 

tarotaro

のりさん、書き込みありがとうございます(*゚▽゚*)

面白くなかったですね~。
原作は明治の話なんですね。
だから携帯もメールもしない設定にしたんでしょうか。
宇梶さんが高圧的だったのも嫌でしたけど、武田鉄矢のポジションもよくわからなかったですね(苦笑)
キャスティングを変えてもこの脚本では・・・・。
面白いところを探せなかったですね~(苦笑)
清水富美加ちゃんは、普通に可愛いんですけど、トーク番組で見るとちょっとイライラしてしまうんですよね。
そんな不思議ちゃんじゃなくてもいいのになぁっと。
普通の女の子を演じてくれればいいですよね。


by tarotaro (2016-05-22 15:09) 

tarotaro

toorisugariさん、書き込みありがとうございます(^^)

そうそう、全てふつう以下・・・・(苦笑)
よくゴールデンに持ってきましたよねぇ。
「こんなはずでは・・・・」
と思い続ける2時間でした。
by tarotaro (2016-05-22 15:12) 

saki

何度も寝落ちしてやっとこさ今見終わりました。
キャストの無駄遣いに泣きそうです。
トミーに金八。
藤木さんの役は村上弘明さんくらいがよかったような。

私も親子設定に無理あるなぁと思い、実年齢を調べたら、
藤木さんとふみかちゃんが22。まぁ学生結婚とすれば許容範囲。
しかし、松田さん福士が12、
ひとみさんとココリコに至っては9歳[exclamation]
これはひどすぎる…。
なぎさと神田正輝が婚約中より無理がある…。

ココリコは「LIFE」を思い出したりして…ご本人も宮川さんとからんでウッチャンと間違えたりしなかったかしら。

関係ないですが、私にとって福士といえば蒼汰ではなく誠士さん。
コメント、脇道ばかりですみません。
by saki (2016-05-22 22:55) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます。

キャスト、本当に無駄使いですねぇ。
確かに村上弘明なら、もう少ししっくりしていたかもしれないですねぇ。
やっぱり50~60のそこそこ枯れた人の方がよかったですね。
藤木直人は爽やかだけれど、2番手くらいがちょうど良いです・・・・。

親子の年齢差がひどかったですね~。
なぎさとマサキ(爆)
確かに・・・。
高橋ひとみさんは、文句を言っても良いレベルですw
せめて姉と弟ですよねぇ。

宮川一朗太とウッチャンは本当に似ていますよねぇ。
ま、宮川一朗太の方が、悪い顔していますけどねw
福士蒼汰より福士誠治。
セイジの演技力は素晴らしいとワタシも思っています。
ソウタは初々しさがなくなるともうヤバイと思います(苦笑)

by tarotaro (2016-05-23 22:32) 

お邪魔します

こんにちははじめまして。
年齢設定にかなり無理ありすぎて検索したらこちらにたどり着きました。
初めてコメントさせていただきます。
やっぱり年齢がかなり近かったんですね、どっちの親子も兄弟でいい設定だったんですね…そりゃ違和感感じるはずですね。
藤木直人もちょっと子供が大きすぎじゃないか?と最初から感じたんですが…
藤木直人はなんか今回だいぶ頑張ってた気がするのと田中直樹も良かったと感じたのですが、私は年齢設定が無理がありすぎるとどうしてもそこに気を取られてしまうもので…
それと私も福士というと誠治の方しか顔がわからないですw
連ドラはちょっとむずかしいかな…たまにやるならいいかもしれないけどその時は今度はちゃんと親子とかの年齢を考えてキャスティングして欲しいです。
by お邪魔します (2016-05-27 15:37) 

tarotaro

お邪魔しますさん、書き込みありがとうございます。

年齢設定がおかしすぎましたよね。
藤木直人と清水富美加は22歳の年齢差があるとは言え、やっぱり親子には見えなかったです。
高橋ひとみとココリコ田中に至っては、どう考えても親子ではないし。
田中を使いたいなら、親が上層部にいると言う設定は無理ですよねぇ。
田中はどう見ても30代には見えないですし。
福士誠治親子は回想シーンだから!と思って見ようと思ったんですけど。。。。

おそらくシリーズ化を目指していると思うんですよねぇ。
最後にココリコ田中が次の事件をにおわしましたしね。
豪華キャストなのはいいですが、主要人物を変えることはできなさそうなんで、高橋ひとみとココリコ田中は親子のままでしょうね・・・。
by tarotaro (2016-05-27 23:58) 

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