月曜名作劇場「ミステリー作家・朝比奈耕作 花咲村の惨劇」 ネタバレ 感想～横溝正史風と思いきや！！

月曜名作劇場「ミステリー作家・朝比奈耕作 花咲村の惨劇」
主演・小泉孝太郎扮するミステリー作家・朝比奈耕作が活躍する新シリーズ！
伝説に縛られた花咲村で起こる惨劇…。呪われた村に隠された深い闇の謎を解く!
一人の女性の死から始まる連続殺人事件
雄大な自然と妖しく咲き乱れる桜に囲まれた
花咲村が抱えるある秘密とは…


にほんブログ村


[あらすじ]

ミステリー専門の推理作家・朝比奈耕作（小泉孝太郎）。巷で起こった事件は欠かさずスクラップし、自らの足で捜査をすることもあれば、その事件を自身の小説のネタにすることもしばしば。亡くなった父親が学者だったこともあってか、冷静でありながら好奇心旺盛で、行動的な面も持ち合わせている。
ある日、自宅のリビングでパソコンに向かい、新作を執筆中の耕作。その新作は以前、世田谷で起こった女性の不可解な転落死事件をもとにしたものであり、耕作自身も聞き込み捜査や現場検証を行っていたが、真相にはいまだ辿りつけずにいた。
そんな耕作のもとに、20年以上前に亡くなっている父・耕之介（佐戸井けん太）宛の手紙が届く。差出人はなんと耕作が新作の題材にしている転落死した女性の名前だった。不気味な偶然に興味を惹かれた耕作は、耕之介の古くからの知り合いである尾車（里見浩太朗）のもとを訪れる。
一連の話を聞いた尾車は、生前、耕之介から預かったというある写真を持ち寄り、手紙の消印にあった「花咲村」について話し始める。そこは、民俗学者だった耕之介が調査の過程で身の危険を感じ、研究者人生の中で唯一調査を断念した村であった。あれほど研究熱心だった父が調査を諦めるほどの村であるため、尾車は暗に耕作を制止しようとしていたが、村の伝説と世田谷の転落事故に関係があるのか確かめるべく、耕作は鳥取県にある花咲村へと向かった。

［HPから引用]

広告






原作はコチラ

吉村達也「惨劇の村」シリーズ


手紙を出したのは床嶋佳子。

20年以上前、駆け落ちしようとしていた人と駆け落ちできず、しかもその恋人が殺されていた。
この村の膿をだしたのだ。


花柳家は大麻密造をしていた。
長男・一呂志が知ったのは、東京の大学の進学したころだった。

大麻の密造を知っているほかの兄弟たちは、そこまで大麻に嫌悪していなかった。
大麻畑で二由樹の遺体が発見。

二由樹の行方がわからなくなったのは明がスタンガンで拉致された次期と同時期だった。

明を拉致したのは二由樹

次期当主に就任した明に嫉妬し、二由樹と四穂美は明殺害と一呂志殺害の計画を立てた。



二由樹を殺したのは星野真里

明を守るために二由樹を殺した。
二由樹は明を拉致し、殺害しようとしていた。
そこへ星野真里が明を訪ねてやってきた。

二由樹は星野真里にも襲いかかる。
正当防衛
二由樹どんくさくて、星野真里に殴打され死亡。

そこに訪れた床嶋佳子

自首する必要はないと、死体遺棄を手伝う。
なぜそこまで星野真里を庇うのか？

星野真里はかつて床嶋佳子が愛した男・三枝の娘だった。
三枝はライターだったが、この村のナゾを知ってしまい、殺されていたのだ。


三沙子殺害は、明。

不運な事故だった。
あの夜、明は「お父さんを殺さないで」と三沙子に言いに行った。
焦った三沙子は明を殺そうとしたが、二人は揉み合いになり、一緒に転落死。
重なりながらマンションの屋上から落ちていったのだ。


2ヶ月前から明が悪夢にうなされていたのはマンションから落ちたことによるものでした。




この村は、小泉孝太郎の父親も調査を断念するほどだった。
その理由は、小泉孝太郎がいたから。
身の危険を感じてしまう。
自分にも家族がいたから途中で断念した・・・・。

モヤモヤした！！
村の伝説で不吉なことが起こる予言とか・・・・。
ちゃんと回収されてないしな。

目撃者が何人もいて、その証言からは自殺としか思えない三沙子転落死の真相と村で起こった殺人事件の真相。
転落死のは意外性があったけれど、「お父さんを殺す相談をしている」おばさんたちに直球で真相を聞きに行ったのは怖かったよ。
命知らずな小学生だぜ。


桜の花が咲き誇ってましたね～。

どの桜もとても綺麗で見に行きたい！！って思ってしまいました。←年々桜好きになるw

この桜はとても素敵だったし、BGMも頑張っていて、「八つ墓村」とか「犬神家」とかを意識していたのかもしれないけれど、程遠かったな。

雰囲気だけは頑張っていたんだけど、オマージュというより一部パロディかなぁ。


いくらなんでも襲いかかられたか弱い星野真里が、屈強な男を正面から頭を一撃で殴り殺せるなんて・・・・。

そして小学生と成人女性がもみ合ってマンションから転落とか・・・・。

ちょっと斬新すぎた（苦笑）


せっかく「花咲村」という排他的な村を舞台にしたのに、薄味。
この村でなくても・・・・って思ってしまったよ。


原作とは全然違いましたけどね。
しょうがないか。

小泉孝太郎は好きなんだけど・・・・。
原作のイメージとはちょっと違ったかなぁ。
でも原作があと何冊かあるので、シリーズ化するのかもしれんな。


広告



ミステリー作家・朝比奈耕作シリーズ
月曜名作劇場「ミステリー作家・朝比奈耕作 花咲村の惨劇」 ネタバレ 感想～横溝正史風と思いきや！！
「ミステリー作家 朝比奈耕作シリーズ(2) 」ネタバレ 感想～妖怪っぽい小柳ルミ子



にほんブログ村

キャスト
朝比奈耕作：小泉孝太郎

花柳唯子：星野真里
花柳苑子：床嶋佳子
花柳蝶子：ジュディ・オング
○
花柳龍太郎：児玉謙次
花柳一呂志：山中聡
花柳二由樹：阿部亮平
花柳三沙子：須藤温子
花柳四穂美：渋谷飛鳥
花柳明：須田瑛斗

中沢義信：阿南健治
朝比奈耕之介：佐戸井けん太
三谷大二郎：鈴木正幸
佐伯賢三：山本龍二
夏目椿：阿南敦子
福井初乃：ぼくもとさきこ
三枝亮介：大内厚雄
○
尾車泰之：里見浩太朗

コメント 2

コメントの受付は締め切りました

同じく、横溝正史ワールドを予想してましたが、見事に失速しましたね(笑)
やはり市川崑監督ってすごいんだなーと思いました。素材がフィルムのせいもあるけれど、なんとも言えないざらつき感と、この先が不安になる感じが…。

でも個人的には楽しく見られました。
何となく、経費おさえめな感じはしましたが、星野真里がなんにもしてないわけないですよねー。
シリーズ化するのでしょうか。
同じTBSだと民俗シリーズのもこみちがイマイチなんで、こちらに期待。

それはそうと、初演なのにタイトルが「名作劇場」って…ちょっとおごってやしないかと毎回思います(笑)。

ちょこちょこ失礼致しました。
by saki (2016-06-07 21:36) 

sakiさん、書き込みありがとうございます。

横溝正史には程遠かったです（苦笑）
やっぱりクリアすぎる映像も考えものなのかもしれないですね。

星野真里と床嶋佳子は絡んできますよねぇ。
原作と殺し方が違ったり、動機が違ったりすることはよくあると思うのですが、被害者も犯人も改変していたのに驚きです。

先週の鶴太郎主演のドラマは月9より視聴率が良かったらしいので、孝太郎のも視聴率がよければシリーズ化あるかもしれないですね。

確かに「名作劇場」って手前味噌かも（笑）
by tarotaro (2016-06-07 22:00)