SSブログ

ミステリースペシャル「事件18」 ネタバレ 感想~豪華女優、涙の共演。 [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

[おしらせ]
このブログは移転しました。
新しいアドレスは
tarotaroの気になるイロイロ☆
です。
お手数をおかけしますが、ブックマークの変更をお願いします。
広告

[あらすじ]
 伊丹秀一(北大路欣也)は、正義感あふれる人権派の弁護士。事務所には、伊丹の娘で弁護士の織枝(松本莉緒)と若手弁護士・加瀬直人(山下徹大)も所属しており、ベテラン事務員の本多和美(山下容莉枝)のサポートのもと、日々、弱い立場の人々を救うべく尽力している。

 伊丹の事務所に、“平成の毒婦”として世間を騒がせている家政婦・増井春子(筒井真理子)の妹・亜希子(高橋ひとみ)が訪れ、姉の弁護を引き受けてもらえないかと、懇願してきた。
 春子は資産家・藤尾龍彦(須永慶)宅の住込み家政婦で、寝たきり状態となった藤尾を介護していたが、彼の顔にクッションを押し付けて窒息死させたとして殺人罪に問われていた。藤尾は1億円近い遺産を、2人の娘ではなく春子に譲るという遺言書を作成していたため、遺産目当ての殺人を疑われたのだ。というのも、春子は27年前、当時の夫・遠山喜平(小山かつひろ)を保険金目当てに殺害したとして有罪判決を受け、服役した過去を持っていたのだ。さらには結婚詐欺の前科も多数あり、ワイドショーは連日、春子の過去と今回の事件を結び付け、彼女の疑惑をあおり立てるような報道を繰り返していた。しかし、春子は27年前の裁判でも終始無実を主張しており、今回も犯行を否認していた。
 織枝は「たとえ勝訴したとしても、彼女の弁護を担当したことは弁護士としての汚点になる」と反対するが、春子と接見した伊丹は有罪の可能性が濃厚な被告だからこそ、弁護を引き受けるべきだと考え、織枝にも協力を求める。

 やがて、第一回公判がはじまった。無罪を主張する伊丹は、被告に前科があるからといって予断を持たず冷静な判断を行ってほしいと裁判員たちに呼びかける。
 しかし、検察官・岩淵君夫(大地康雄)により、ある映像が示され、法廷内に衝撃が走る。それは藤尾の長女・真由美(中山忍)がひそかに父の寝室に設置したウェブカメラの映像で、なんと春子が藤尾の顔にクッションを押し付けて殺害しようとする姿が映っていた。実は、春子は事件の3日前、藤尾本人から自分を殺してくれと頼まれ、顔にクッションを押し付けたものの、どうしても遂行することができなかったと話しており、“嘱託殺人未遂”については自身の容疑を認めていた。伊丹は「この映像は春子が藤尾を殺害した証拠にならない」と釘を刺すが、裁判員たちはショッキングな映像にすっかり引き込まれてしまう。しかも「結婚詐欺や保険金殺人をやった人だから、父も平気で殺すことができたのでは」という真由美の証言に、春子が興奮。掴みかかろうとして、退廷させられてしまう。

 その後も岩淵の巧みな戦術に伊丹たちは追い込まれてしまい、織枝は弁護方針を変更したほうが現実的だと意見。父娘の間に亀裂が走るが…!? はたして“平成の毒婦”は、本当に無実なのか…!? 伊丹と織枝の執念の調査で、事件の裏に隠された“もうひとつの真実”が浮かび上がっていく…!
[HPから引用]

中山忍の中学三年生の息子が証言台にたつ。

1/14、体調不良で学校を早退しし、自分の部屋で休んでいた。
そこにいつもより早く母・中山忍が帰って来た。
母は男の人と一緒に戻って来た。
そのとき、母と男性が話していた内容は

「二人は・・・。
 二人は・・・。」

涙で証言できなくなってしまう息子くん。



中山忍への証人尋問。
ダイニングバーを開店資金7000万円について追求する北大路欣也。

特別受益。

中山忍は、生前の父親からダイニングバーの開店資金を7000万円を出してもらった。
これは特別受益として渡すと告げられていた。

父親の遺産は、生前、中山忍に渡した7000万円。
自宅が7000万円。

娘二人が分ける場合、当然7000万円ずつを相続することとなる。←中山忍の妹は税金を払ったら7000万円貰えるのか?
当然、父親が亡くなったら中山忍の受け取り額は0円。
遺言書を書き換えるときに、特別受益のことを持ち出されたら困る。
しっかし強欲な中山忍は、やっぱり遺産もほしい。

殺すしかない。

そして恐ろしい殺人計画を息子は聞いてしまった。

「あなたがた(中山忍&内縁関係の大沢樹生)は仕掛けておいたWEBカメラの映像を見て、殺害計画を思いついた。
 あなたがたは、筒井真理子が嘱託殺人未遂をしている映像と同じように父を殺害し、その後この映像を警察に届けて、筒井真理子に罪を着せようとした。
 殺害計画を聞いてしまった息子は誰にも言えずに苦しんでいた。
”僕が止めなかったからおじいちゃんは殺されてしまった。”
 それでも母親であるあなたを守りたくて苦しんでいた。
 苦しんだ挙句、弁護士を夢見て受験勉強をしていたのに、”僕はもう弁護士にはなれない。”とSNSに書き込んだ。」

中山忍は殺人計画は認めるものの、殺害は否定する。
前日、WEBカメラの録画を停止し、大沢樹生に被害者宅の見取り図と鍵を渡しただけだと供述。←ほぼ殺人犯やん。
大沢樹生は被害者宅に侵入したが、女が殺してしまったあとだったと言う。←ヘルパーが住み込んでいるところに侵入するかね?


筒井真理子は介護鬱だった。


ひとりで被害者を介護していた筒井真理子。
筒井真理子を時々手伝っていた高橋ひとみ。

犯人は高橋ひとみ。

鬱病でもらった薬を服用するとすごく眠くなるので、犯行当日、介護を手伝ってほしいと言われていた高橋ひとみ。
「介護鬱に苦しんでいた筒井真理子を救おうとしたにではないか?」と北大路欣也の尋問に、狂ったように笑い出す高橋ひとみ。


「今、お姉ちゃんを救おうとしてって言いました?
私がおねえちゃんを救おうと思うわけないじゃないですか。
お姉ちゃんなんて地獄に落ちればいいのよ!!
あの日、あの家に行くつもりなんてなかった。
こんな年になってまで振り回されるのが嫌だった。」

でも被害者宅に行ってしまった高橋ひとみ。
そして衝動的に殺してしまった。
高橋ひとみは葬儀社で働いていた。
その頃の癖(?)で、ご遺体を合掌させた。

「どうしてすぐに自首しなかったのか?」

「決まっているじゃないですか。
私の前から消えて欲しかったんです。
お父さんを自殺に追い込んだのもお姉ちゃん。
私の赤ちゃんを殺したのもお姉ちゃん!!

27年前、お姉ちゃんの事件のせいで離婚されました。
お腹には赤ちゃんがいた。
でも別れるのなら堕せと言われた。」


「殺してない。」

と叫ぶ筒井真理子。

「だったらなんで控訴を取り下げたの!!!
半年前、幼稚園をクビになったのもお姉ちゃんのせい。
私はいつまでたっても人殺しの妹なの!!」


++++++


「27年前、私が死んでたいら妹は苦しまなくて済んだ。」

と北大路欣也につぶやく。

「どうして控訴を取りやめたのか?」

「控訴してしばらくして、藤尾さん(被害者)から手紙をもらった。
手紙には”君のことを信じている。”と書いてあった。
もう裁判なんてどうでも良くなった。
無実じゃないもの。
結婚詐欺をしたし、遠山さんを無理心中に追い込んだのは私だし、その人たちに罪を償うつもりで服役した。
13年は長かったが、藤尾さんが毎月面会にきて、手紙もくれて。
それだけが支えだった。
だから恩返しのつもりで家政婦をした。
自分では罪も償えたし、恩返しもできたと思っていた。
でも妹のことなんか考えていなかった。」

それで13年も服役するの!?

無罪なのに??
被害者に感謝するのはいいけれど、やっぱり妹や身内のことを考えたら、控訴すべきだったわよ・・・。

筒井真理子、殺人は無罪。嘱託殺人未遂で執行猶予2年

広告


筒井真理子さんは大好きな女優さんですが、今日はキャンキャンキャンキャン裁判中に吠えていて、前半はげんなりしちゃったわ。
裁判で検事に追い詰められて、筒井真理子爆発!この繰り返しはキツイ!

松本清張の「疑惑」の容疑者「クマコ」みたいだったわ~。
歴代クマコを走馬灯のように・・・・桃井かおり、沢口靖子、尾野真千子・・・・。




でも筒井真理子さんも高橋ひとみさんも怪演でございました。
高橋ひとみさんは殺人犯の妹ではなく、殺人犯と呼ばれるようになっちゃったけど・・・。

高橋ひとみ 56歳
筒井真理子 54歳

最初、高橋さんが筒井さんを「お姉ちゃん」と呼ぶのはめっちゃ違和感があったので、調べちゃった。
筒井さんに悪女は似合わないなぁと思っていたんですが、やっぱりスゴイよねぇ。
感心してしまう。

そして高橋ひとみさんも。
最後の最後で真犯人。
最近、高橋さん、犯人が多いなぁ~。

この二人の姉妹仲も気になるけど、中山忍とその妹の関係もグチャグチャだよねぇ。多分。
遺産の75%を相続しようと殺人計画を立てちゃったんだもん。
しかも息子がいる自宅で殺人計画を立てるなんて、バカだわ~。
息子くんは、泣きの演技がうまかったね。
山下徹大(加山雄三息子)は松本莉緒が出演するようになってから、見せ場が減ったわねぇ。
息子くんが証言台に立つための説得をするところだけだったわ・・・。
お芝居も上手だと思うし、見た目もいいんだから、もっと活躍して欲しかったわ。


中山忍が犯人か!?ってとこで時間が結構余っていたので、もう高橋さんしか犯人がいなかったもんなぁ。
大沢樹生が出演した時間帯が時間帯だけに、大沢樹生が犯人だったらしばくぞ!って思っていたし(爆)
後半になってやっと北大路欣也が動いて急展開!!
次から次へと犯人を見つけて来る北大路欣也さん。
警察は何やってんのよ!


そして検事役に大地康雄さん。
どうしても鬼貫さんを思い出してしまうw
いけ好かない検事役もお上手だったわ~。

このドラマは暗いのと、ずっと法廷シーンが続くのも疲れてしまって、あまり好きではないんですが、どの俳優も自分がやるべき仕事以上のモノを見せてくれて、見ごたえがありました。
筒井さん、高橋さん、中山忍さんの涙の自然なこと。
エエもんみたなぁって感じがしました。

ただ。。。北大路さんの滑舌が心配。
昨日、NHKのプレミアムトークで拝見した伊東四朗さんの滑舌も心配。
やっぱり年齢は感じますね(苦笑)

広告

「事件」シリーズの感想はコチラ
土曜ワイド劇場「事件16」 ネタバレ 感想~滝藤さんも中原さんも熱演。
土曜ワイド劇場 「事件17」 ネタバレ 感想~またしてもダメ母のかたせ梨乃 
ミステリースペシャル「事件18」 ネタバレ 感想~豪華女優、涙の共演。
キャスト
伊丹秀一…北大路欣也
増井春子…筒井真理子
岩淵君夫…大地康雄
熊倉喜久夫…加藤 剛
増井亜希子…高橋ひとみ
藤尾真由美…中山 忍
伊丹織枝…松本莉緒
本多和美…山下容莉枝
加瀬直人…山下徹大
ほか


広告





にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村


コメント(4) 
共通テーマ:テレビ

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
saki

玉木さんは録り逃がしましたが、こちらは録れてた。

ストーリーはそこまでアレだけど、
やっぱり脇を固める人がすごいと、味が出ますよねー。
最後の髙橋ひとみさんの笑いからの絶叫が、すごく響いた。
それを受ける筒井さんも。
これ演じる人次第では「はあ?」ってなるもん。やっぱこのお二方はすごい。
でもまあ、控訴しろって思いますけどね(苦笑)。
筒井さん好きなんですよー。
青学かなんかだったのに、第三舞台に入りたくて早稲田を再受験したとか。
なんかそういう、一途なところも惹かれちゃう。

忍さんも犯人女優という確固たる位置を築きましたよね!
今後は国生さんみたいに「犯人か?? いや違った!」のミスリード役で、矢田ちゃんも加えて。

でもって私もひとみさんが「お姉ちゃん、」と呼びかけるのに疑問がわき、すぐwikiりました。1コしか違わないのね。

大地さん、最近は厳しい役が多いですよね。
甘いもん禁止の刑事さんもいいですが、
私は「バカヤロー」の印象が強いです(古ーーー)。

ED流れて初めて大沢樹生って気づいたよ…。
なんか著しく老けた感じがする。


by saki (2017-10-06 08:22) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます。

確かにストーリーはそこまで・・・っていうか、このシリーズは似たような話が多い(苦笑)

それでもやっぱり俳優の力ですよね。
最近、犯人役の多い高橋ひとみさんですが、今回も「やっぱりそうか!」と言う気持ちと、スゴイ独白を聞けたなという喜びが。
前半の筒井さんにはイラっとさせられましたが、そう演じたんでしょうねぇ。
この姉妹だからこういう仕上がりになったんでしょうね~。

ワタシも筒井さん好きです。
妙に色っぽいですよね。
早稲田を再受験って、中々できることではありません。
お芝居の情熱もスゴイんでしょうけど、お勉強もスゴイ・・・。
時々「プレバト!」で俳句も作られているんですが、めっちゃ素敵です。
習字はめっちゃ下手クソで笑っちゃいましたけどw
そういうとこも好きです。

忍さんは透明感がありすぎる。
できればもう少し髪の毛が長い方が好き。
国生さんよりずっと透明感があるので(失敬)、まだまだ出て欲しいです。
大沢樹生・・・・・すっごいチョイ役で驚きました。
彼は苦労してるから・・・・。
by tarotaro (2017-10-06 23:38) 

なお

私もこのシリーズ苦手でしたが
ここ最近は見ています。
皆さん思うところは同じですね笑っ
私もお姉ちゃん!と叫んだところで
え?お姉ちゃん?こっち妹?って。。
残り時間で犯人がわかってしまうのもどうなのかと思うけど
仕方ないですね(..)
by なお (2017-10-07 20:34) 

tarotaro

なおさん、書き込みありがとうございます。

このシリーズ、ちょっと辛気臭いですね。
高橋ひとみさんが「お姉ちゃん!」ってところ、引っかかりましたよねw
話の流れからも、姉妹が逆でも問題がなかったような気がします。

残り時間で犯人がわかってしまうのはお約束ですねぇ。
仕方ないけれど、今回は分かっていても高橋さんの演技が素晴らしかったので面白く感じられました。
by tarotaro (2017-10-09 08:16)