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ドラマスペシャル 「ストレンジャー」 ネタバレ 感想 ~刑事のカンは不老不死の一族がいることもつきとめられる! [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

ドラマスペシャル ストレンジャー
【主演・香取慎吾】×【原案・萩尾望都「ポーの一族」】×【監督・本広克行】
永遠の時を生き続ける不老不死の一族と連続殺人事件の謎に迫るミステリアスサスペンス!
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[あらすじ]
都内で、首を絞められた後に頸動脈に穴を開けられ、血が抜かれるという殺人事件が立て続けに二件起きる。刑事の佐伯章二(萩原聖人)らは、シリアルキラーによる連続殺人事件も視野に入れながら捜査を継続する。

その頃、大きなスーツケースを抱えた男・三杉晃(香取慎吾)と謎の美少女・真理亜(中条あやみ)が深夜バスから降り立つ。古書店の店主・前島康夫(段田安則)のもとを訪ね、“香織”という女性を迎えに来たと告げる三杉。前島は、そう話す三杉の姿が鏡に映っていないことを指摘し「気を抜くな」と忠告する。一見普通の人間と何ら変わらない三杉たちだったが、実はふたりには秘密が…。彼らは歳をとらずに生き続ける不老不死、バンパネラの一族だったのだ!

前島の勧めで三杉はかなり古びたマンションの一室を借り、中学校で産休補助の英語教員として勤務し始める。

そして約束の夜、伊東香織(宮下かな子)を迎えに公園に向かった三杉だったが、その途中で自殺を図った女性・相沢陽子(愛原実花)を手当している間に香織が何者かに殺害されてしまう!

血は抜かれていなかったものの、香織も連続殺人事件の被害者であると推測した佐伯は捜査を開始。香織の身辺を探るうちに、彼女が児童養護施設の出身であることがわかる。

そこで当時の様子を聞いた佐伯は、香織の「大人になったら“お兄ちゃん”が迎えに来てくれるの」という言葉が気になり…。さらに、香織の言う“お兄ちゃん”が三杉のことではないかと考えた佐伯は、三杉晃という人間について、そして連続殺人事件との関連について調べ始める。

佐伯が自分たちの身辺を探っていることに勘付いた三杉は、真理亜とともに事件の真犯人を見つけ出すことに…
やがて三杉のことを調べた佐伯は、衝撃的な事実を目の当たりにする…!
[HPから引用]

原作はコチラ

萩尾望都「ポーの一族」

さすがにリアタイでは知らないんですけど、中学生の時お姉さんがいる友人が貸してくれた「ポーの一族」。
多分そのお姉さんは今で言う腐女子?
同人誌も作っていたし、コミケにも参加していたようだ。
竹宮恵子や山岸凉子など、一斉にいっぱい読みすぎて、時々混乱するのはこの時期に漫画ばっかり読んでいたからだろう(苦笑)

山岸凉子先生はアラベスクと舞姫もすきだけど
日出処の天子が一番好きかなぁ。

まさか池田理代子先生が「日出処の天子」を批判し、しかしながらオマージュしたような「聖徳太子」という漫画を描いてしまうとは思いもよりませんでした。

竹宮惠子先生は「風と木の詩」や「地球へ」も好きだけど、私は「ファラオの墓」も好き。


この3人の画は非常に繊細でどちからかというと香取慎吾みたいにゴツイ感じの人とはちょっと違うような・・・。
どちらかというと折れそうな美少年のイメージ。
それが大人になったとしてもやっぱり折れそうなおっさんなはずなんだけど。。。
ま、「原作」ではなく「原案」なんで原案を気にせずに見ることにします。




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わかっちゃいたけど、これは吸血鬼が出てくるというだけで、とくに漫画とは関係ないな。
設定すら、ちょっと違う・・・。
“バンパネラ”が和名なのにも違和感。
しかし「エドガー」だともっと違和感があるのか?

目立っちゃいけないのに警察に呼ばれる香取慎吾。
20歳の誕生日に会うはずだった”伊東香織”が亡くなった。

6歳の少女(伊東香織)が書いた似顔絵から香取慎吾を思い出す萩原聖人。
都合良すぎないか・・・。

萩原聖人は連続殺人事件の遺体現場でも血が流れていなかったのを見て「血を持ち去られたんじゃないか?」って言っていたし・・・。
普通、違う現場で殺されて遺体発見場所に遺棄したと思うよねぇ。

伊東香織は20歳の誕生日に待ち合わせをしていたんじゃないかと。
そして待ち合わせをしていた人物の名前が「あきら」なんじゃないかと・・・。

察しが良すぎる刑事だな。

近くの駐車場で自殺未遂があり、応急処置をした人物がいる。

だから香取慎吾に医学の知識があれば、自殺未遂があり応急処置をしていて、伊藤香織と知り合いなら両方の事件が解決するんじゃないかと思った・・・。

ってアンタ・・・。

刑事のカンってスゲェ!

その上、なんだかいろいろ調べちゃって、「時を超えて生きる一族がいる。」とまできづく。


刑事が不老不死の一族信じた!


あーでも、「私と三杉晃」って本が出版されてたってちょっと・・・(苦笑)
なんて安易なタイトル!!
なんで名前を変更しないの!!
偽名を使えばいい話なのになぁ。


+++++

犯人は宮本。

誰やね~~~~~~ん!宮本!!
リュック男の同僚でOK???

宮本は支配され続けた母親を絞殺し、冷凍保存をしていた。
母親は吸血鬼。
そして血液を集める宮本。
母親を殺しても支配され続ける宮本。
ただの頭おかしいやつだったのか。
それとも、バンパネラの妄想に取り憑かれた理由はあったのか?



連続殺人事件とバンパネラの秘密。
これがうまくシンクロできたらもっと面白かったはず。
どっちつかずでとっちらかってしまった印象。

香取慎吾がたかが100年しか生きていないとなると、彼の過去を知っている人間がいてもおかしくない。
なのに、なぜずっと「三杉晃」の名前で過ごすのか。
その脇の甘さで今まで生きてこれたのが不思議。
バンパネラに結びつける人はさすがに萩原聖人や稲村一郎の子孫・益岡徹くらいしかいないのかもしれないけれど、それで充分危ういと思うんだけどなぁ。

不幸な事故で妻子を亡くし行方不明になった香取慎吾。
22年後に稲村一郎に会い「私と三杉晃」という本まで出版されちゃう。
しかも写真に写ってしまう。
なんで?


香取慎吾は一体どんな不幸な事故で妻子をなくしたのか。

そして亡くした娘のように可愛がっていた伊藤香織。
彼女に娘の形見の髪飾りも渡していた。

自殺しようとした女性の命を救い、会いたかった伊藤香織の命が奪われる。

不幸なことだ。
ラストで自殺した女性が助かったのはよかったことだと思いたい。

生きていることは奇跡。
そのことにどんな人間でも必ず気づく。


自殺した女性がそのことに気づくのかどうかは不明。
だめんずっぽいし(苦笑)



ほかにも少々疑問が・・・。
殺人現場には花を持っていったら規制線が引かれても入っていけるのか??


なんだか疑問が止まらない。

連続殺人事件にちょこっとバンパネラが関わっちゃっただけ?


++++


香取慎吾はバンパネラには見えないなぁ。
やっぱりもうちょっと病的なヴィジュアルの人のほうが合うかも。

香取慎吾と中条あやみの顔のお大きさの違いに驚く。
中条あやみは妖しい美しさもあり、ヴィジュアル的には、バンパネラにハマっていたと思う。
演技力は要課題ですけど、この役の雰囲気はあった。


バンパネラはバラのエキスは吸っていて、血は吸わなかったと記憶しいたんだけど、血吸ってたね(苦笑)
太陽も平気だったと思うんだけどなぁ。


萩原聖人のカンはすごかったねぇ。
萩原聖人は松本清張作品にでてくるような昭和の刑事っぽかったなぁ。
日本を舞台にするなら昭和初期くらいの時代設定のほうがよかったかも。

「ポーの一族」のセリフは使っていたので多少ちらついたけど、別物でした。
いろいろ拘って作っていたのかもしれないけど、ちょっとわかりにくくない?
「ポーの一族」を読んでいても、わからないことが多すぎた。

原作とは別物として考えて・・・嫌いではないけれど、サスペンスとしたら最悪だけど、こういうのがあってもいいのかも?
と思いました。

何度も言うけれど、原作とは別物。
原案と言うのも言い過ぎのような作品でした。
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キャスト
三杉 晃(みすぎ・あきら)………香取慎吾
連続殺人事件の現場にたびたび姿を見せる謎の男性。
不老不死の肉体を持ち、永遠の時をさまよい続ける“バンパネラ”。もともとは92年前、大正時代に医師として生きていたが、最愛の妻と息子を失い、睡眠薬を飲んで自殺を図ろうとしたところをひとりの少女(=真理亜)に助けられ、以来、不老不死となる。
秘密を抱えたまま、真理亜とともに時代を超えて生き続け、やってきた世界ではごく普通の人間と同じように生活をすることを心がけている。
生まれながらの“バンパネラ”ではなく、人間から変化したため、ときに人間のときのような感情・記憶に支配されることも。その純粋さと誠実な人柄、そして医師だったという過去から、関わった人間を助けてしまうこともあり、望まないながらも世に足跡を残してしまう。
その代わり“バンパネラ”一族が苦手とする太陽の光や聖なるものの拒絶反応も薄く、行動をともにする真理亜を助ける場面も多々ある。

真理亜(まりあ)………中条あやみ
三杉と行動をともにする謎の美少女。不老不死の一族=“バンパネラ”の末裔。
この一族はいわゆる吸血族とは違い、人間の生き血を吸わずとも指先からや口づけすることなどで生気を奪うことができる。一族の中でももっとも濃い血を継承し、永遠とも思える長い時間を生きる宿命を背負う。太陽の光などが苦手という弱点も。
一族に迎えられるには、成人していることが条件であるが、彼女は特別なケースとして、少女の段階で時を止められてしまった。


前島康夫(まえじま・やすお) ………段田安則
古書店の店主。
三杉と真理亜とは旧知の仲。古書店を経営しながら、一族について書かれた文献や資料を集めている。三杉たちの住まいや経歴などを用意し、彼らがこの世界で生きるための準備を整える。


熊谷明生(くまがい・あきお)………音尾琢真
佐伯の同僚刑事。ともに連続殺人事件の容疑者を追う。独断で三杉を追おうとする佐伯をたしなめる。

長井秀樹(ながい・ひでき)………菅原永二
連続殺人事件を担当している監察医。佐伯とは旧知の仲。

西崎汐里(にしざき・しおり)………玉井詩織(ももいろクローバーZ)
都内で発生している連続殺人事件の被害者。

相沢陽子(あいざわ・ようこ)………愛原実花
自殺をしようとしているところを三杉に助けられる。


内田順平(うちだ・じゅんぺい)………小野武彦
連続殺人事件が起きている地区の管轄所轄警察署長。あまりに頻発する事件に、自身の経歴に傷がつくことを恐れ、容疑者逮捕を急ぐよう佐伯ら刑事を叱咤する。

稲村史郎(いなむら・しろう)………益岡徹
民俗学者の老人。『私と三杉晃』という本を出版した稲村一郎の息子で、父親の遺志を受け継ぎ三杉の調査を続けている。


佐伯章二(さえき・しょうじ)………萩原聖人
連続絞殺事件を追う刑事。独断専行捜査を行うはみ出し者。
連続殺人事件の現場に頻繁に現れる三杉の正体が気になり、独自に捜査を始める。

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コメント 6

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ヒロくん

tarotaroさん、こんばんは。
原作は知りませんでしたが、吸血鬼vs警察のスプラッター物かと思いました。
吸血鬼ではなくバラのエキスで生きてるのですか。
すぐに、香取慎吾が心優しいバンパイヤとわかったので、後は萩原聖人が香取慎吾の正体を暴くのと、真犯人を見つけるのと、どちらが早いかでした。
中条あやみさんが2回噛みつきましたが、もう少し彼らの超人的なところが見たかったです。
血の匂いを嗅いだだけで、犯人見つけましたが。
BGMが結構凝っていた気がしました。
by ヒロくん (2016-03-28 00:16) 

tarotaro

ヒロくんさん、書き込みありがとうございます(^O^)

原作では薔薇のエキスで生きていたような記憶なんですけど・・・。
ただ原作も手元にはないので(苦笑)
でも中条あやみちゃんが噛み付かなかったら、タダの警察モノになってしまって、吸血鬼が出てきた意味がなくなりそうでしたから、仕方ないかな。

力ははいってましたけど、原作には熱狂的なファンの方もおられるでしょうから、評価は分かれてしまうでしょうね。
これを連ドラに。という話もあるらしいのですが、連ドラには向かないと思いました。
by tarotaro (2016-03-28 10:24) 

ななな

私もなぜ「ポーの一族」使う必要が? と。

吸血鬼物は「ポーの一族」と無関係に、それこそ古今東西、ドラキュラ以降、星の数ほどあるはずだし、別に無関係に普通に吸血鬼もの? としてミステリーと合体? ドラマでできますよね。

局の意図がさっぱりつかめませんでした(笑)
by ななな (2016-03-28 15:31) 

tarotaro

なななさん。書き込みありがとうございます(^^)

そうなんですよねー。
原案とはいえ『ポーの一族』である必要はないですよね。
萩原望都先生も何故許可したのか…。
このような作品なら今まで映像化の話があっても不思議ではないのにそうならなかったのは先生が断られているからだと勝手に思ってたんですけどね。

何故ミステリーと合体したんですかね(笑)
別物過ぎてびっくりでした(+_+)
by tarotaro (2016-03-28 21:17) 

でんすけ

公式ホームページでは「ももクロのしおりんがー!」とかやたら推してたわりには、ほぼ死体役(爆)他に推すとこなかったのかしら???

ポーの一族が原案ってことは置いといて。
一番の突っ込みどころは香取慎吾がず~っと「三杉晃」という名前を使い続けてたってことですかね。アホ過ぎん?とか思ってしまいました^^;
最近、つまらなくて寝落ちしてしまう2時間ドラマ多いので、最後まで起きて見たということはけっこう面白かったわけです。

続編あったら見ると思います。
慎吾ちゃんよりゴローちゃんのがよかったかも。
by でんすけ (2016-03-29 17:04) 

tarotaro

でんすけさん、書き込みありがとうございます。

そうそう。
ももクロのしおりんちゃん出てましたね。
すぐ死んだけど(苦笑)
冒頭ですぐ死んでしまったのでももクロファンは最後まで引っ張れなかったでしょうね。

ホント名前くらい変えればいいのにね。
そして、スマップなら確かにゴローちゃんの方が合っていると言うご意見。
同意します。
願わくば20代の、稲垣吾郎で(苦笑)
by tarotaro (2016-03-29 22:07) 

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