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ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」 ネタバレ 感想~誰も田中泯に逆らえないの。 [気になる2時間ドラマ/SPドラマ]

ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」
大沢在昌の傑作を原作に、鈴木京香主演で贈る至高のミステリー。
元刑事の主人公は、同僚を死なせた罪の意識を抱えて生きていた。だが、その事件には、意外な裏側があった…

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[あらすじ]
元刑事の牧しずり(鈴木京香)は、かつての同僚・前田光介(渡部篤郎)の墓前で彼の息子・仲本岬人(瀬戸康史)に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来彼女は罪の意識から周囲の人との関わりを絶ち、心を閉ざしている。そんな中父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、過去の事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?自分の中で止まっていた人生の歯車が新たな時を刻み始める。
[HPから引用]

原作はコチラ


大沢在昌「冬芽の人」

瀬戸康史の両親が離婚したため父親・渡部篤郎とは早くに別れていた。

6年前、渡部篤郎が亡くなった事件は強盗殺人事件だった。

犯行は深夜で遺留品がなかったがぷろのしわざに見え、窃盗の前歴者・相島一之に聞き込みに行くことになった。

抵抗する相島一之が鈴木京香に襲いかかり、渡部篤郎がたすける。
アパートの階段から落ち頭を打ち付けた渡部篤郎は2年後亡くなった。

相島一之を追いかけた鈴木京香だが、相島一之はトラックにはねられ死亡。
相島一之は被疑者死亡のまま送検。


++++++++++

渡部篤郎の墓の前で、瀬戸康史と出会う鈴木京香。

相島一之をはねたトラック運転手は瀬戸康史と同じ宅配業者で働いていた。
数年前に金が転がりこんだと自慢しているらしい。
もしかして相島一之をはねたのは偶然ではなく、仕組まれていたのでは?

鈴木京香をまだ刑事だと思っているトラック運転手は鈴木京香をみて同様。
完全に黒??
鈴木京香は瀬戸康史を守ろうと考える。

しかし、トラック運転手が死亡。
警察は練炭自殺として処理するが、疑問を持つ鈴木京香と瀬戸康史

++++++++++


6年前の強盗事件を洗い直すふたり。
そこへ週刊誌の記者と名乗る要潤(昨日はモッサリ大学講師だったのに今夜は悪そw)から連絡が入る。

事件の探りを入れてくるキャナメはなぜか警察の情報を持っていた。

事件を追い沖縄までやってきたふたり。
高岡早紀は沖縄で雑貨店を営んでいた。
キャナメは沖縄から帰るように鈴木京香に脅しをかける。

10時過ぎ…高岡早紀、殺害される。 

鈴木京香の捜査に協力する小池栄子から連絡が入る。
相島一之の本籍地は渡部篤郎と同じだった。

6年前、捜査情報をキャナメに漏らしていたのは渡部篤郎ではないか?

同じ村の出身には高岡早紀の内縁の夫大杉漣がいた。

村はダム予定地で最後まで立ち退かなかった五軒はとても仲が良かった。

高畑田村へ向かう鈴木京香。
そこには大杉漣の兄・田中泯が一人住んでいた。

立ち退き料3000万を貰った五軒。
五軒は助け合いながら生活をすることに。
そして、最後に生き残った人間がすべての金を手に入れることに、取り決めた。←なんで?いくら仲が良くても、こんな取り決めする?

最初に、取り決めを破った山本家を始末した。

高村の家は老人ばかりで、すぐに死んだ。

前田の家は跡取りがいなかったから、渡部篤郎を養子にやった。


渡部篤郎は大杉漣の弟だった。


強盗事件の被害者はひと財産築かせたのに半導体事業で成功した大杉漣を妬み脅した。

相島一之に強盗殺人を依頼する渡部篤郎。
しかしその裏でトラック運転手には相島一之をはねるように手を回していた。

大怪我をしたのは、想定外だったが田中泯の命令で渡部篤郎が企てた。

鈴木京香は薬で眠らされ目覚めると大杉漣とキャナメが!

大杉漣とキャナメは、親子だった。


ヤクザを連れてきた大杉漣は兄・田中泯に歯向かうが、ヤクザに裏切られて殺される。

そして、


銃撃戦



なぜかヤクザと銃撃戦になるが、射撃の腕前が五輪級の鈴木京香。
すべて急所を外したてヤクザをウツ。


しかし、田中泯は大杉漣と渡部篤郎の仇を取れ!
ヤクザを皆殺しにしろという。
どうせ俺は、撃てないだろ?

と言う。

瀬戸康史を守りたい一心の鈴木京香は田中泯を撃ち殺す。



++++++++++



すべての事件を明らかにした鈴木京香に実刑3年がくだる。

鈴木京香は最初から瀬戸康史を守るため、正当防衛を主張しなかった。
刑務所に入れば瀬戸康史と合わなくても済む。
そして田中泯を撃てば瀬戸康史を守れる。
なぜみんな、田中泯に逆らえないの?






原作は未読です。
実家での視聴なんで、ちょこっとだけ感想を。
大沢在昌の作品の映像化って微妙なものが多く、あまり読んだことがないのです。

豪華キャストですね。
鈴木京香、しばらく見ていないと思ったら、「人間の証明」に続き、週に2回も会えるとは!

全然関係ないのですが、鈴木京香が「earth~music ecology」のCMモデルを務めていることに違和感。
あのブランド、山ガール風(死語?)の若い子ブランドだと思っていたので、店頭ポスターに鈴木京香を見た時、ついついマジマジと見てしまい、店員(ハウスマヌカンw)に声をかけられてしまったと言う・・・(苦笑)
「え?なんで鈴木京香!?」
って顔をしていたのだろうな(笑)

で、中身ですけど・・・。
途中、ウトウトしかけたけど瀬戸康史が鈴木京香をバックハグしたところでおめめぱっちりんこ。

今日はちょっと疲れていただけで、別にこのドラマが面白くなかったわけではありません。

先週のヒガシとミポリンのドラマより面白かったよ、途中までは!


とんだ殺人一家だったな。


田中泯の迫力で納得するしかないんだけど、いろいろおかしかったよ。

田中泯の殺害動機は理解に苦しむ。
もう、サイコパスとしか、言いようがないな。
なんか、横溝正史の世界じゃん。

田中泯出場前と出場後はまるで違うドラマだったよ。

どうせ大杉漣がラスボスだろ?って思っていたら田中泯さんが出てくるんだもーん。
驚いたわ。




渡部篤郎が鈴木京香を本気で好きだったのか、警察を辞めるつもりだったのかなど、どうでも良くなった。

警視庁も埼玉県警も沖縄県警の無能さもどーでもよくなった。

横溝正史の世界が銃撃戦に変わったのは驚いたけど、どーでもよくなった。

イケメンエリートの瀬戸康史が3年も服役していた鈴木京香を待っていたのは、ちょっと気になった(笑)

前半は面白かったのに、後半が駆け足であれよあれよと言う間に終わった。

田中泯さんがすべて教えてくれたけど、理解が出来なくて戸惑っていますw

まずナゼ、3000万円の使い道を各家庭で決めてはダメなのか?

もうそっからわかんないのですが、田中泯さんが村の独裁者だったってことで納得することにした。



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キャスト
牧しずり  :鈴木京香
仲本岬人  :瀬戸康史
植田敦美  :小池栄子
西原栄一  :要潤
中崎理   :国広富之
高井梅子  :松金よね子
駅員    :温水洋一
村内康男  :相島一之
奥平正   :堀内正美
藤原麻子  :菜葉菜
前田えり  :高岡早紀
君津政一  :瀧川英次
大城利幸  :山本龍
二宮里陽一 :鈴之助
坂本朋代  :藤村聖子
関口照美  :本田なお
刑事・石塚 :吉家章人
刑事・高山 :日向野祥
上原道治  :嘉人
奥畑圭介  :大杉漣
三石博喜  :石丸幹二
謎の老人  :田中泯
前田光介  :渡部篤郎



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コメント 4

saki

あははー。田中さんが出てきてから「なんじゃこりゃ」と膝カックンでした(笑)。
すごい失速[exclamation]

私は取り決めもようわからんかったのですが、
3000万円ごときで人を殺せるというのか全くわからず。
ま、一億ならいいかというと、そういう問題じゃないけどw
五家族合わせても一億5000万。お金はあるけどあんなど田舎に住んでてら、使い道ないじゃん。

それにしても、昔の西部警察なみに、ガンガン人撃たれましたねー。

最後は救われてよかったです。

羽生さんもひよっこも十津川もみーんな見ててコメントしたくてうずうずしてるのですが、
やんなきゃならん仕事があり、うーっ[exclamation]となっとります。
by saki (2017-04-05 23:45) 

tarotaro

sakiさん、書き込みありがとうございます。


最後、ポっカーンでした。
田中泯さんの告白。
理解できないことばかり(苦笑)


田中泯さんの雰囲気には飲まれますが、ハチャメチャ。


たかが3000万円で殺人を繰り返し、相島一之もトラック運転手にも金を払って…。

どんだけ残ると言うんでしょう?
渡部篤郎を養子に貰ったことで前田家が納得したのも理解できない。
死んでしまったら渡部篤郎が引き継ぐだけで、結局、田中泯兄弟が潤うだけですよね。


一億5000万で大杉漣は会社を成功させたんですかね?

渡部篤郎はしがない刑事だし…。
田中泯は一人で村に住んで楽しいのか?


最後だけハードボイルド風な銃撃戦。
大沢在昌さんてハードボイルド作家のイメージがあるんですが、流石に取ってつけたようです。


「ひよっこ」、安定してますね。
まだ、4日だけど、「べっぴんさん」は追い抜いたと思います(笑)


by tarotaro (2017-04-06 09:23) 

ぽんぬふ

tarotaroさん、こんにちは。
途中から見ました。
瀬戸康史のバックハグに私も「ん!?」となりましたw
最初見始めたときは行く先々で事件が起こり「実は瀬戸康史が犯人ではないか」とアンフェアの瑛太みたいな感じを想像したのですが、田中泯の自白が始まってからが理解できず…
最後に生き残った者が使おう、って。
いやいや生きてるうちに自由に使わせてよw
明らかに殺人を誘発する取り決め…
奥平とか奥畑とか似た名前もややこしくて(笑)
田中泯は鈴木京香のロープを途中でほどいたり結局何がしたかったんでしょう。
自分の手を汚さずに自分以外の人間を始末したかった?
でも閉鎖的な環境や支配従属の関係が引き起こした現実の事件があるので、そういう人間はこんな風に理解不能な感じになるのかと少し怖かったです。
それにしてもキャストは豪華でしたね!
朝日新聞のラテ欄で大杉漣、高岡早紀、要潤の名前がなく、一方で小池栄子と石丸幹二の名前があったのが驚きでした(笑)
by ぽんぬふ (2017-04-07 08:29) 

tarotaro

ぽんぬふさん、お久しぶりです!
書き込みありがとうございます。


瀬戸康史、大学生だったので余計に「ん!?」ですよね。
最後の最後にちょろっと出てきた田中泯さん。
しかも黒幕…。

今まではなんだったんだ?
って思ってしまいましたよ(苦笑)

「最後に生き残った者が金を使う」ことになんの意味があるのか?
殺し合いたかったのか?
なんで田中泯は弟たちを思いのまま動かせたのかも不明です。

鈴木京香も怪しい田中泯が出したものを口にするなんて、刑事だった割に脇が甘い(苦笑)

現実にもまれにあるにしても…原作はもう少しわかりやすかったんでしょうか?
ま、田中泯さんでなかったらもっと理解できなかったと思うのでキャスティングは功を奏したと思います。

大杉漣、高岡早紀、要潤のは確かに小物なちょい役で、普通の2サスであればこんなオオモノ使わないですよね。
でもラテ欄に名前がなかったなんて。
石丸幹二は意味ありげに出てきた割にちょい役だったのに名前があったなんて。
豪華すぎてラテ欄が渋滞しちゃった感じかな(笑)


by tarotaro (2017-04-07 15:24) 

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